【感想・ネタバレ】なぜかいじめに巻き込まれる子どもたちのレビュー

あらすじ

小中高校で認知されたいじめの件数、過去最多(2022年度)。心身に重大な被害が生じるなどの疑いが認定された「いじめの重大事態」の件数、過去最多(同)。 我が子を守るために、いま大人が知るべき実態と予防策。 いじめの原因は、スマホ依存、ブラック部活、教員のブラック勤務、偏る食事習慣……だった? “いじめが始まる前に防ぐ方法”を、20年以上にわたりいじめ問題を取材し続けるTBS記者が徹底ルポ。

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Posted by ブクログ

■「いじめはね やめるじゃなくて はじめない」第8回いじめ防止標語コンテスト小学生の部・全国賞
■日本では年間を通じてほぼ毎日、1日に約2.5件のペースで、いじめの重大事態が新たに発覚している。
■いじめを深刻化させる7つのリスクファクター
①加害者に被害経験がある
②学級崩壊や学級の荒れが起きてい
③教師が認知し、かつ解決に向かっていない
④被害者に加害経験がある
⑤加害者が教師との関係が良くない
⑥被害者が教師との関係が良くない
⑦関係性攻撃(仲間外れ、陰口)
■国立教育政策研究所の「生徒指導リーフ9 いじめの未然防止Ⅱ」では彼らの「自己有用感」が高まればいじめには向かわないと結論付け。
■日本の子どもたちが2つの困難に直面している。
 第一は、高度に競争主義的な公教育制度のもとでのプレッシャーが原因となって、いじめ、不登校、自殺などの困難が子供に生まれている。例えば高校受験の際の内申点の獲得の競い合いなども「敵に勝たなければ」という意識を生み出しかねない。
 第二は、親及び教師など、子供に接している大人との人間関係の荒廃で、これが子供の情緒的幸福度の低の原因となっている。背後には労働規制緩和による大人の労働時間の長時間化などをもたらした新自由主義構造改革を構成する政策がある。

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2024年05月14日

Posted by ブクログ

子供の軽度ないじめの認知件数が多ければ多いほど学校のいじめ対策の努力の結果だという考え方は目から鱗で、実際にそのように取り組んでいる地域とそうでない地域で明らかな差が出ていることなど裏付けと合わせてとても勉強になりました。親としては子供が通う学校がどうなっているのか関心を持つこと、また学校の体制は変えられなくても後半に書いてある子供との信頼関係の構築の仕方(まずは子供の話を100%傾聴する、子供だからといって嘘をついて誤魔化さない)、子供のスマホ依存に対する働きかけ方(スマホの利用時間制限だけでなく、ネットよりリアルの楽しさを知る経験をさせてあげる)など、親単独でもできることはあると知ることができた点も発見でした。周りの親にも共有し、自分自身も実践してきたいと思えました。

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2024年04月30日

匿名

これがイジメの現状・・・

わたしは社会人で子どももいませんが、同書はそういう人にこそ読んでもらいたい。そう思わされる内容だったと思います。

#タメになる

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2023年12月07日

Posted by ブクログ

少し難しい内容に感じました。
「いじめ」という人生において経験したことがある人も多いであろう問題。この本では、その「いじめ」という問題に様々な角度から焦点を当てた内容です。
個人の意見として、「いじめ」は絶対にあってはならないと思います。いじめというものは1対1でもいじめです。加害者も被害者も辛い思いをします。そのため、いじめが起こりにくい環境作りも大事だと思いました。

そして、学校の授業としていじめ対策の内容を組み込むことは賛成です。いじめを起こしてはいけないという共通認識が大事だと学びました。

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2025年03月10日

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