あらすじ
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歌手、俳優、文筆家、プロデューサーと、活躍を続ける小泉今日子。初公開アルバム、「師」を巡る対話、204の質問まで。永久保存版
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Posted by ブクログ
私が小学生くらいにアイドルとしてデビューしたキョンキョン。それまでのアイドルの定番だったいわゆるぶりっ子ではなくて元気いっぱいでかわいくて溌溂としていて、好きだった。あの頃子供だった人ならだれでもキョンキョンの歌何曲か歌えるんじゃないかな。人気者だったもの。
そんなキョンキョンこと小泉今日子さんをまるまる一冊特集してくれた太陽。すごくファンではないけど、あの頃好きで、その後のキョンキョンの生き方も好きだから買ってみた。
冒頭から短い物語、あっという間に読めてしまうけど、やわらかくてしみじみとして、そのまんまって感じでとても良かった。川上弘美さんがクウネルに掲載していた短編小説が好きだったけどそれと同じ感じがして好きだった。
今現在の小泉さんの写真が載っているけど、何にもあらがっていない生きているって感じの表情がとても良かった。整形やアンチエイジング、そういうことには興味ないって感じで。その姿勢が美しいと思う。まっすぐに生きてきたよって自信たっぷりの表情だなって。
小泉さんの子供の頃の秘蔵写真から通知表まで載っていて(貴重!!)、204個のこまごまとしたQ&Aがあったり、小泉さんの様々な師について語られていたり、とても読み応えがある。あの日のわたしという題名のページではアイドルとして活躍していた時の写真が載っている。とてもとてもかわいい。太陽の紙質がつるつるではないちょっとだけざらっとした良い感じの紙質なのでノスタルジック感もあってしみじみ眺めちゃう。
最後にフィルムカメラで記録した56歳から57歳までの写真に一言ついた写真記録(日記?)があって、こんな風に一年を過ごしているんだなってとても親近感が湧いた。フィルムカメラはその時の気持ちが詰まっている感じがして、今のデジタルにはない撮り直しがきかない、一発勝負のところが味なんだよな。私もフィルムカメラで思いついたものを撮りたいな。小泉さんは少し上の世代なので自分もこのぐらいの年齢になったらこういうことをするのかなと読みながら考えさせれた。色々盛りだくさんで買って良かったー。