【感想・ネタバレ】春となりのくゆる恋のレビュー

環山

「触れたらどんな顔するか、10年考えてた」老舗旅館の跡取りである幸星は、旅館運営に日々勤しんでいた。そんなある日、支配人でもある父親の鶴の一声によって幸星に見合いの話が。すると幼馴染の帷から「もう遠慮はやめる」と、今まで見たことのない顔で迫られて…!? それ以来、慣れ親しんだはずの帷の声も温度も距離感も、幸星は強く意識するようになってしまい――…

[リエ · ★★★☆☆]

王道幼なじみのお話。

旅館の跡取り幸星と、従業員として働く幼なじみ帷。帷の実家は倒産した旅館で、親子で幸星の旅館で働いていた。おかげで小さい頃からずっと一緒に暮らしていた。帷はいつのまにか大切な存在となった幸星への好意がダダ漏れになっていたが、本人には全く通じてなかった。幸星のお見合い話から2人の関係が動き始める。
お話としては王道。身体の描き方が少し硬いので、カクカクした動きが多くて、その点は残念。