【感想・ネタバレ】妓楼の龍は客をとらない 華国花街鬼譚のレビュー

あらすじ

亡国の皇子と古き龍が隼夫(ホスト)に!?

華国の首都にある伽藍街。そこは夢と快楽を与え、男と女の欲と金を吸い上げる華やかな色街――。
この街で暮らす怜景は、有名妓楼・紫燕楼の稼ぎ頭で最上級の売れっ子隼夫(ホスト)。街をぶらついていたある日の午後、人々の視線を集めている一人の青年と出会う。細身の体のどこに入るのかという量の饅頭を食べていたその青年は、怜景を見るなり「ずいぶん重たいものをつけている」と謎の言葉を告げた。
その晩、怜景に女を奪われたと激怒する男によって、危うく刃傷沙汰になりかけた怜景だが、昼間出会った青年に助けられる。蒼薇と名のる青年は、吃驚するような美貌ながら古くさい服を着て、老人のような言葉遣いをする。おまけに持ち金もないらしく、怜景は隼夫として働かないかと蒼薇をスカウトした。だが、どこか浮き世離れした蒼薇は頓珍漢な言動で騒動を起こしてばかり。隼夫を断念した怜景は、人には見えないものが見えるらしい蒼薇を祓霊師に仕立て、妓楼にやってくる女性客を相手に商売を始めるが……。
凄絶な過去を抱え隼夫となった怜景。三百年の眠りから覚めたばかりだという謎の男・蒼薇。艶めく街を舞台に二人が繰り広げる、華風花街ファンタジー!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

禁忌を犯して300年石化していた龍が目覚め、かつての友の子孫を探しに立ち寄った色街で出会った男との始まりの物語。
テンポよく進み、龍と人の距離の近さが違和感なく、楽しめました。

龍の力で全てを解決するのではなく、人の力を改めて知っていく蒼薇、友の子孫と巡り会えるのか、そして復讐に立ち止まる事になった怜景の今後も気になります。

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2023年12月31日

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