【感想・ネタバレ】車いすでジャンプ!のレビュー

あらすじ

壁も溝も、自分のやり方で越えていく!

エミーは、生まれつき脊椎に障がいがあり、車いすで学校生活を送る12歳の女の子。車いすで宙に舞い、大ジャンプをキメるモトクロス選手にあこがれて、放課後は自宅の庭にあるパパ手作りのジャンプ台で練習を重ねている。
しかしエミーが乗っている「車いす」は日常生活を送るためのもので、大ジャンプをものにするためには、モトクロス用の高性能な車いすが必要。
そこで、親友のアレエと一緒に、二人それぞれの夢を叶えるため、手作りのバッグや拾い集めてきた木の実や植物を売るオンラインショップを運営し、売上は上々。特にバッグは、車いす使用者目線の便利グッズとしてファンも獲得し、コツコツと着実に、夢に向かってつき進んでいた。
そんなある日、学校でエミーが「転倒」した。
学校の支援の対応はエミーの望まぬ方向へ進んでいき、友だちや家族との関係までギクシャクしていく・・・・・・。
「人は知らないことについてはまちがいをおかすものだ。だから、対話し続けるんだ。人に伝えて教えて、そして人から教わるんだ」という作中のセリフが胸にしみる感動作。
アメリカ学校図書館ジャーナルの優秀作品に選出された児童書。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

日本ではそもそも障がいがある人を手助けする、という行動があまり見られないから、やっぱりアメリカの方が進んでいると感じる。

とてもていねいな筆致でエミーや周りの人たちのことが書いてある。彼女以外の人たちも実は「ふつう」でない面がいろいろあって、でもそれを強調してないのがよかった。
みんなそこそこ良い人たちで、だからこそ「本当は自分でできる」と伝えるのは難しい。でも、ぶつかりながらでも、正直な気持ちをお互いが話しつづければ、アラスカサーモンおばあちゃんみたいなかっこいいバアさんになれるんだと思った。

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2024年10月14日

Posted by ブクログ

最初は語り口が軽快な感じで楽しそうなYAノベルだと思ったのだが、個人的にはだんだん失速してしまった。

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2024年03月14日

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