【感想・ネタバレ】湘南ちゃぶ台ライフのレビュー

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Posted by ブクログ 2013年07月15日

2003年発表。

全国から注目される
憧れの地であり
オシャレなイメージの強い「湘南」で、
ちゃぶ台のある暮らしを大切にする
写真家の広田行正さんと
創作家の妻・千悦子さんの生活を
美しい写真と
飾らないエッセイと共に綴った
スローライフ本です。


自然を感じながら
海が見える山の上で暮らす日々...続きを読む

新鮮な野菜と取れたての魚。

ご飯と味噌汁と漬物と納豆に
自家製梅干し。

ちゃぶ台でお茶を飲みながらの
家族団らん。

3時のおやつに食べるスイカ。

木陰のハンモック。

美しい山や川。

名もない花ばな。


夕陽を見て
焚火をして
そこにある生き物と触れ合い、
大切な命をいただく。


本当は人間は
地球の支配者ではなく、
自然の一部で、

人生は目に見える大きな幸せだけじゃなく、
見過ごしてしまいがちな
ささやかな幸せの積み重ねでできていて、

知らないうちに
誰もが誰かに守られて生きている。


いい家に住んで
いい車に乗って
いい服を着て
お金で楽しみを買う生き方の中では
決して解らないこと。


自然と共存し
人付き合いを大事にする
「当たり前の暮らし」を見ていると
都会で暮らす自分が
忘れかけていたものを
思い出させてくれる。


気負いやてらいのない
地に足をつけた生活の中からしか見えないものって
やっぱりあるんだろうな。


今の子供たちはもっと昭和の頃のように、
親と先生以外の大人や
自然の世界に
積極的に触れるべきだと思う。

そうすれば
社会にはいろいろなタイプの大人がいて、
色々な生き方があって、
二本の足があれば
人はどこへでも行けるんやって、
世界は広いって
無意識のうちに理解することが
できるんじゃないかな。


生きる喜びを
今一度思い出す意味でも、
晩御飯の支度をする
トントントンという幸せな音や、
命が溶け込んだ
味噌汁の風味を味わいながら、

確固とした
暮らしのリズムを感じて
自分も生きていきたいな。

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Posted by ブクログ 2013年07月01日

夫婦で作られてるこの本。
文章を奥様が、写真を写真家のダンナ様が撮っているんですが、秋谷でのロハスな生活を楽しみながら、暮らしてるさまがとてもイイ感じです。
特に月の道の写真が綺麗で、感動しました。

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