あらすじ
「介護は、親との距離を取るほうがうまくいく」
「親孝行のつもりで介護をすると、親も自分もだんだんつらくなる」
異色の介護本『親不孝介護』(川内潤、山中浩之)刊行から1年。
じわじわ支持が広がる目から鱗の介護の考え方、その続編が登場!
爆笑問題・太田光さん、「残酷な天使のテーゼ」の高橋洋子さんをはじめ
様々な専門家が自らの「親不孝介護」を、
あるいは「親孝行介護による失敗」を
NPO法人となりのかいご代表、川内潤さんと
明るく、深く、面白く、対談形式で語ります。
「親孝行の呪い」から自由になって
親も自分も幸せな人生を送りましょう。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
前著の親不孝介護の実体験編という感じ。合わせて読むのが良い。
爆笑問題の太田さんの体験談から始まり、エヴァンゲリオンの主題歌の高橋洋子さんの話で終わるという、面白い入り方、終わり方も興味深かった。
改めて、親不孝介護で指摘されている、自分の親を自分で介護するのは、親も自分も不幸になるという事実を心に刻みたいと思った。
Posted by ブクログ
いろんな事例が参考になる。自分でやらずにプロに任せる。早いうちに相談して選択肢を多く残す。当たり前だが、介護となるとできなくなるんだろうことを、明確に伝えてくれる良書。
Posted by ブクログ
最後の高橋洋子さんのところに、全てが集約されている。
介護を「してあげる」ではなく、「いただく」ことが多いという。
親が与えてくれる最後のギフトとも。
デイサービスで歌を歌う意味。
課題や問題を処理するというものではない。
距離を離すなどの基本的な提案をベースにしながらも、生きるとはなんなのか、ということを突きつけられているような気がした。
一体どうしたらええねんと、迷子にもなります。
Posted by ブクログ
自分、不器用なんで(笑)
資本主義の毒にもかかってますし、
ビジネスマンの思考法にどっぷり浸かってますし、
親孝行せねば、の呪いにもかかってます。
ビジネスのマインドセット「課題解決」「PDCA」では
親の介護は到底太刀打ちできませんよ、と
教えてくれる本です。
闘い?の根本から違う、と。
名前を明かさぬM女史との対談が最も面白かったです。
著者の前著をずけずけこきおろす
鋼のメンタル女史でした。おっかないけど、
2時間だけなら会ってみたい(笑)
Posted by ブクログ
親の介護が必要になる前に読んでおくといいと思う。適度に距離を置く事がお互いを救う。物理的な距離は介護を難しくするばかりではない。母と息子、母と娘の関係は確かに違うと思う。