【感想・ネタバレ】薄い月 京都迷宮事件簿のレビュー

あらすじ

見当たり捜査――指名手配犯の写真を記憶し、街頭などで当該人物を見つけ出すという特殊な捜査法だ。非科学的だが検挙率は非常に高い。来年創設されるノンフィクション大賞に応募するため、フリーライター・夏目潤子はその取材にあたっていた。常に五百人もの顔写真を頭に叩き込む専従捜査官のなかでも、警部補の稲垣は天才的な記憶力と識別能力を持っていた。だがある日、稲垣は今まで一度もはずしたことのない「アタリ」をはずした。一体なぜ!? 潤子は非番の稲垣を尾行するが……。※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。

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Posted by ブクログ

指名手配犯の写真を記憶し、街頭などで当人を見つけ出すという特殊な捜査方『見当たり捜査』。フリーライターの『夏目潤子』はその取材の為、専従捜査官の中でも天才的な記憶力と識別能力をもつことで有名な『稲垣』に密着取材をしていた。だがある日、彼は今まで一度も外したことがない『アタリ』を外した。何があったのか?潤子は非番の稲垣を尾行する。


常に五百人もの顔写真を記憶し、街頭でいるかどうかも分からない人物を求め人の顔を確認する。非常に特殊技能と忍耐力の必要な見当たり捜査。人の顔を覚えるのが苦手な私には、ただただ感心するほかはない。
齢をとっても、たとえ整形していようとも、人の顔の本質は変わらないと言う捜査官の言葉が印象的だった。
謎を追う経過と、犯人を捕まえる緊張感が少し物足りなかったのが残念。

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2013年03月03日

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