あらすじ
28歳の智代は〈洋甘〉のショコラティエール。理想のショコラを作りたくて、いつか店を移ろうと思っている。でも、事故にあった父親を養うため、辞めるに辞められない……。女子高生の愛子はアルバイト、バツイチの優花は販売員。さまざまに悩み、それぞれに想い、手探りで自分の道を進む――。一歩だけ。踏み出す勇気が欲しい、毎日がんばっているあなたへ。※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。
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Posted by ブクログ
可愛らしくて甘ったるい表紙とは裏腹に、意外にちょっとシビアなスイーツの物語。
とにかくショコラの描写が美味しそうで、たまらない。自分が普段口にしているのは本物の味じゃないんだろうなと思ったら、本当に美味しいショコラを食べたくなった。
でも主人公のショコラ好きより、愛子のスイーツ好きの情熱の方が読んでて伝わってきた。単純にがっつき過ぎてるからかな。
自分が本当に作りたいものと、働くケーキ屋で出すものとのギャップに悩みながらも、自分なりの答えを探そうとする姿に好感。
すごく読みやすかったし、なかなか良いかも。
しかし菜食主義と肉食主義って、交われないものなのかな・・・。