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Posted by ブクログ
今年の大河ドラマ『光る君へ』、なかなか楽しく見ています。
高校生の頃『あさきゆめみし』は読んだけれど、紫式部や藤原道長については、歴史の教科書やなんかでほんのり知っている程度。
当時の権力闘争についても、「いろいろあって…結局道長が頂点に立った!」程度の認識(汗)。
それで、ドラマの復習も兼ねて、このタイミングで読んだのですが、とってもわかりやすいし、面白い!
『小右記』などの一次史料をもとに、紫式部や藤原道長本人が、当時を回想して語る形式が斬新です。
舞台は式部ママがやっているバーで、道長やその他の登場人物はお客さま。
藤原行成がバーテンダー(笑)。
バーらしく、オススメのお酒や、それに合うおつまみを薦めてくるのも、思わず笑ってしまいます。
学術書と文芸のいいとこどりといった感じで、歴史関係でかたくないけど真面目な本を探している方にはオススメです!
Posted by ブクログ
雅という印象の平安時代。その陰には熾烈な権力闘争が……「政」はいつの世もとんでもない権謀術数。大河ドラマで馴染んだ名前もあるが、あまりに登場人物多くて。「人生は陰謀だらけ」頂点に君臨した道長さえも心休まる時間はなかったんだ。面白い発想の小説だけど、調べるの大変だったろうな、奥山さん。