【感想・ネタバレ】ことばとふたりのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

出版社内容情報
ことばを知らない生きものがいた。喜びも悲しみもぜんぶ感じていたけれど、それをなんというのか知らなかった。苦しくてつらいとき、ことばを知っている生きものと出会った。気もちを表すことばを、はじめて知った――。だれかとわかりあえるって、なんてすてきなんだろう! 高名な詩人と人気絵本作家が贈る出会いの絵本。


感想
ことばがあるからこそ、だれかとわかりあえる。
もちろん、ことばはときに傷つける刃となるけれど。
本文の
「みみをふさぎたくなるときは たきびのよこでだきあって
ことばのないよるをたのしんだ」
の言葉が印象的でした。
言葉をしって、自分の感情の意味を知り、世界が彩られる。
でも時に、言葉がしんどくなる時があります。
私達は情報発信しやすくなることで互いに誤解を招き傷つけ合うこともあります。
それでも言葉を知る人と知らない人が出会い、互いに理解しあう。
「たくさんのことばたちもふたりといっしょにすんでいた」
相互理解の大事さが分かる本です。
たとえ言葉や文化歴史が違っても、ハグしあい、互いの気持ちを伝えあう、
理解しようとするその姿勢が大事だとあらためて思いました。
言葉の暴力は近い人にも遠い人にも同じように傷つけてしまいます。
互いを思いやり、近い存在でも、遠い存在にも大事に使えると良いですね。

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2023年09月27日

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