あらすじ
【電子限定特典付き/電子限定に書き下ろされた番外編を追加収録!】
エルーシアの目の前で消えたヒンドルの盾の行方は今もわからない。
死因不明のまま、父の遺体はどこかへ消えてしまった。あの継母たちが絡んでいるに違いないと確信するエルーシアは、証拠を探すためクラウスとともに変装して屋敷に帰ることに。
正式に婚約者となったクラウスはエルーシアをときめかせることばかりしてくる。
「結婚式は春の暖かくなった季節にしよう」
クラウスを気に入った隣国王女が現れ、また面倒事に巻き込まれる中、今度は血塗れのクラウスを看取る予知夢をみる。もう彼なしの人生なんてありえない──エルーシアは彼を庇うと決めて……。
大団円の完結巻!
感情タグBEST3
面白かったです。読みやすくて、上下巻で結構長いのに一気に読み終わってしまいました。下巻は二人が婚約していて、安定した関係ができてるのが微笑ましく。
エルーシアの力が、精神的に辛くないとダメだからと義母に会いに行くのはちょっと強過ぎるなと思いましたが。
終わりを覚悟したエルの気持ちがとてもよく伝わってきて、クラウスを思う気持ちが、泣けました。
Posted by ブクログ
終始ニヤニヤしてしまった笑。この手の作品はあまりみたことないけど、最後まで楽しく読めたのは江本さんの作品だからだと思う。江本さんの作品を引き続き読もうと思う。
電子特典も良かったです
上下巻で完結ですが、発売時期は同じなので、一気に読めて良かったです。イラストの対になっている感じも素敵です!
下巻だと主人公カップルは安定感のあるラブラブっぷりで平和なシーンずっとほのぼのした気持ちで見られます。
このあとヒンドルの盾の方は、当主にと言うことではなくなるので、呪いをたち切るために先祖帰りで力を持ってしまった子孫に受け継がれて癒しの力のみを発揮して行くんですかね?
お互いがいないと生きていけない、と思っている一途な婚約者同士が死の運命に抗って乗り越えて行くハッピーエンドのお話。上下巻でボリュームもありますがテンポも良く一気に読み切れるのではないかと思います。
最後の山場はクラウスの心情を思うととても辛いですが、個人的に好きな展開なので何度も読み返しています。なんでもない会話シーンでクラウスの言動が少し幼く見えるのもこれまでの反動なのかなと思うと切ないです、これからは良いことしかないくらいだと良いですね。
もう事件は起こらないとは思いつつ、あのイチャイチャ夫婦にまた会える機会があったいいなと思います!(命の危険はない範囲で!)