【感想・ネタバレ】紺碧にポラリス【電子限定かきおろし漫画付】のレビュー

あらすじ

おれの幼馴染みは人魚である――…

小さな漁師町に住む唯には、“くじら”という人魚の幼馴染みがいる。
幼い頃独りで海をさまよっていたくじらを見つけ、自分の家に招き入れてからの付き合いになる。
それ以来海には戻らず唯と共に陸で暮らしてきたくじらだったが、くじらの声は特殊な周波数をしていて唯以外の人間とは話すことができなかった。
高校生になった唯は成長したくじらに淡い恋心を抱くようになるが、 自分にだけ依存してほしい感情と、広い世界を見てほしい感情の間で葛藤するようになる。
一方くじらにも、唯への強い想いからかある欲望が芽生え始めてきておりーー…?
★マイクロコンテンツ版配信時のカラーを完全収録!!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

舞台は現実の日本のようでその実小規模ながらひとつのハイファンタジーであるように感じた。人魚が異物としてではなく珍しくとも人とともに存在する世界。ただ人の命はあまりに儚いので人に恋する人魚は辛い。
モデルは52ヘルツの鯨だけど、その孤独の声が届く相手がいたなら、それが人の子であったなら。それは闇夜にあって唯一無二の光たり得るだろう。
ただ恋と呼ぶにはあまりに唯一無二過ぎるのだけど、あるべき姿ではなく何を欲するか。本当の望みを口に出来たらもう怖いものなんてない。死に至る病は霧散する。

そんなわけでBLであることを忘れて最後まで読んでしまったけど描き下ろしが初々しいBLで笑ってしまった。微笑ましい初夜だ。

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2025年08月09日

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