【感想・ネタバレ】台湾有事 日本の選択のレビュー

あらすじ

台湾有事──本当の危機が迫っている。米中対立のリアル、思考停止する日本政府の実態、日本がこうむる人的・経済的損害の実相。選択を間違えたら日本は壊滅する。安保政策が歴史的大転換を遂げた今、老練の軍事ジャーナリストによる渾身の警告!

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Posted by ブクログ

国際法的な観点から台湾に対する日米の立場や、ほとんどの台湾人が望んでいるのは現状維持であること、なんとか戦争防止を考えて中国とのパイプを繋いでいるアメリカに比べて忖度しすぎ感や前のめり感のある日本の危うさなどはまさに正論。
しかし、例えば日本にとって中国が脅威なのは、ソ連という脅威がなくなって陸が南西諸島を言い始めたというよりも、実際に中国の軍事力が膨張する中で尖閣諸島をはじめ日本の主権を脅かすようになったということは事実なので、中国がさも日本にとって脅威でないかのような書きぶりは誤解を生むだろう。
正論過ぎて、こういった本を好んで手に取る軍事に関心がある層からすると「中国の代弁者」のようなレッテルを貼られてしまうのかもだが、中身が正論なのは重ねて記しておく。

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2024年03月01日

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