あらすじ
アナリストである著者は、10年以上にわたって約1000社の上場企業を独自視点で分析。
うまくいっている経営のカギは広報活動にあると見出した。
本書は、成長に伸び悩む中堅・中小企業の経営者に向け、そのカギである「分析する広報」の考え方や手法を解説するものである。
これまで日本で「広報」と一般的に捉えられている考え方ではなく、企業を成長に導くための著者独自の手法、「分析広報」とは、一体なんなのか…。
どういったことに注目し、何を取り入れればよいのか…。
1000社もの上場企業を見てきた著者だからこそ語ることのできる、広報で成長する企業の分析結果を披露する。
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Posted by ブクログ
広報業務の考え方と幅を広げたいと思っていたところに、たまたま書店で見かけて購入。
「広報=宣伝」の誤解が広まり過ぎているという著者の危惧はあまり実感がなく共感できなかったが、他の企業・業界ではそうなのかもしれない。広告にadではなく、prと記載するメディア慣習もあるし。
大きな主張の柱は
・業界の中での自社のポジションを知り、社会の関心と自社をどう結びつけていくか
というオーソドックスながら、広報(Public Relation)として非常に重要な核となるもの。
いくつか事例も上がっていたけど、これだけ抽象度高めの主張だと、小手先のノウハウやプロセスは業界・企業によると言わざるをえない。
明日から使えるテクや改善タスクなどはないけど、考え方の軸を見直すには良い本。