あらすじ
いま日本にとって何が最も大事なことなのか、そのためになすべきことは何なのかが、鳩山首相自身、わかっていないために、内閣全体にまとまりがなく、個々の閣僚が好き勝手な方向に動いている。加えて、首相その人が的外れなために、民主党政権は迷走を重ねることになる。だが、迷走を重ねながらも、民主党はそれでもある方向に進みつつあるのだ。その方向は、『民主党政策集 INDEX2009』に盛り込まれている。本書でも詳しく取り上げたが、INDEXの諸政策がそのとおりに実現されるとすれば、民主党政権の正体は、間違いなく「革命政党」である。それが日本にもたらす革命的な変化は、日本の名誉にも日本国民の幸福にも、決してつながらない。加えて、間違いなく、日本の衰退を決定づけるだろう。衰退は、外交、国防政策から経済、教育問題まで全般に及ぶだろう。(「序章 耐震偽装建築のような民主党」より抜粋)
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Posted by ブクログ
友愛外交、基地移設問題、CO2・25%削減、外国人参政権、
夫婦別姓、成長戦略の不在…、
民主党政権の政策は、国民の「命」も「生活」も守らない
鳩山・小沢のダブル辞任前に書かれたものなので、
前首相への批判が展開されているが決して賞味期限切れはしていない。
菅首相に替わってもこの政権の本質に変わりはないからだ。
先日、ツイッターにも書いたけど、
自民党政権時代のすべてがよかったとはいうつもりはない。
しかし、当時は少なくとも日本が滅亡するかもしれないなんて心配しなくてもよかった。
政権が変わってからは、毎日が不安で仕方がない。
ストレスたまりまくり。
このストレスと不安の要因を誰にもわかるよう明確に説明してくれたのがこの本。
日本にとって百害あって一利なしの政権は1日も早く退場願いたい。
現政権に対しての批判は一貫しているけれど、
決して自民党マンセーではないところに好感をもった。
自民党が年来の支持層(保守派)の失望をかったのは、
過去の日本の歩みに対する外国からの不当な非難に毅然として
立ち向かうことができなかったことが、
大きな要因の一つである。
1972年の日中共同声明以後、
日中関係を担ってきたのは歴代自民党政権であり、
現在の東シナ海のガス田や尖閣諸島をめぐる中国との問題は
民主党政権によってもたらされたものではない。
わが国が抱える中国問題が自民党政権時代にその根をもつのは明らかだ。
それは「日中友好」の名のもとに摩擦を回避し、
譲歩を重ねてきた政策判断の過誤の積み重ねである。
と手厳しい。
反日勢力を斬る(2)のponkoさんが言っているように、
自民党がほんとうに日本を救おうと思うのなら、
櫻井よしこさんと同じ視点で保守本流に立ち返ることである。
党内の若手を起用し、似非保守リベラル派を追い出し、自民党立党の精神に回帰することが必要なのかもしれない。
最後に、
ぜひ59ページの在日ウイグル人女性マイヌルハンさんの言葉は、
政治家だけでなく一般の日本人全員も絶対肝に銘じておくべき。
どんなメッセージかはぜひ本書を手にとってチェックして欲しい。