あらすじ
『令嬢魔法』──それは貴族の特権ともいえる魔法で、その力が使える者こそ、真の淑女とされた。
だが、伯爵令嬢エメリーヌは令嬢魔法の才能が全くなく、そのために婚約破棄され、王命で『無情公爵』と異名を持つヴィクトルに嫁ぐことになってしまった。
これ以上家の名誉を傷つけないために、ヴィクトルへ嫁ぐ決心をしたエメリーヌ。しかし、彼はエメリーヌを差別しないどころか、彼女に理解を示す誠実な人だった。
彼が用意してくれた家庭教師により、令嬢魔法をもう一度頑張ってみることにしたエメリーヌ。だが彼女が魔法を使えない原因は、才能とは別の理由があるようで……?
「才能だけで価値は決まらない」。真に大切なものを教えてくれる、温かな恋愛ファンタジー。
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溺愛?
令嬢魔法なるものが存在する世界でその才能が無いヒロイン。婚約者の誕生パーティーで公衆の面前で婚約破棄されてしまいます。そこから王命でヒーローの元に嫁ぐことになるのですが、家庭教師をつけてもらい余裕を持ち令嬢魔法の才を花開かせるストーリーです。
令嬢魔法が変わった設定なのですが、それほど素晴らしいとは思えず世界観に馴染めませんでした。紅茶を魔法で美味しく淹れられたから何?と思ってしまいました。他のマナーや努力して学ぶ知識のほうがどうしても重要に思えてしまって白けてしまいました。またタイトルに溺愛とありますが、大事にされているのですが、溺愛というほど二人の仲も進展しているようには思えませんでした。