あらすじ
健一は思う。恋って何だろう。好きって、どういうことなんだろう? それは、たぶん遠くて近い答え。掴めそうでなかなか、掴むことができない。僕たちは、だからこそ進んでいく……。普通の高校生・健一は、ある日、クラスメイトの千夜子に呼び出される。彼女からの突然の告白。さしてモテるとも思っていなかった彼の目の前に普通の高校生らしい恋愛への道が拡がる――かに思えた。が、綾という謎の女性を道で拾ったことにより、不可思議なマンションでの健一の生活がはじまる!? 甘く、可笑しく、切ない健一の愛の探求の物語。
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Posted by ブクログ
「―僕には恋愛は向いてない―」 恋とは何か?、愛とは何か?
12階建てのマンションの13階に集うどこか可笑しく、暖かい人たちと共に成長していく健一の恋愛探求譚。
読後に穏やかな心地よさを感じさせる僕の聖典(バイブル)です。
Posted by ブクログ
登録日を見たら7年前に読んだキリだった。
初めて読んだとき胸に穴が開くような喪失感を感じた。
改めて読み直して健一ってクズだなって思ってしまった。
でも綾さんが変な人すぎるから単純に振り回されているだけか。
刻也の落ち着きぶりは明らかに高校生じゃない気がする。高校生男子が一人称「私」ってなかなか使わないよなぁ。
人を好きになるって相当に体力使うんだなって思ってしまう。「恋愛って体力勝負」
それにしても初めてで5回ってすごい体力だな。