あらすじ
「一言でいうなら魔法使いですかね」そんな言葉と共に、物理学を修める学生・大倉耕介が教授から託されたのは、咲耶と名乗る女の子だった。謎の儀式『時詠みの追難』をめぐり、命の危機に晒されていた咲耶。耕介は論理的思考を積み重ね、彼女を守る最適解にたどりつけるのか!?
物理と魔法が手を結ぶ化学反応ファンタジーを観測せよ!!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
コミカルさとシリアスさのバランスが良い。主人公と魔法少女の心情を丁寧に描き、徐々に心を通わせていく展開が良い。魔法世界の設定がイマイチだが、続編が読みたい。
Posted by ブクログ
時詠みという言葉に惹かれました。
時間モノ大好きです。
しかしまぁ、その時がそれほどこの物語に食い込んでこなかったのはちょっと残念。たぶん、これシリーズモノになると思うので、話が続けば色々関わってくるんだろうなぁと予想。
で、肝心のストーリーですが、全体的にこじんまりとした印象を受けます。古事記や日本書紀の時代にまで設定が踏み込んでいるので、決して奥行きがない訳ではないのですが、ページを進めていくと、作者自身、この一巻で全てを終わらせようとは思ってないことが窺えます。きっとこれは、先ほども言ったようにシリーズモノを前提にしたからでしょう。
そのほか、まだ作中で明らかになってない謎とかもあるし。
キャラは、よくありそうな設定・性格ですが、やはりよくある分、親しみはあって楽しく読めました。しかし、新鮮味はあまりなかったのが正直な感想。
次回作が出たら買うとは思います。