あらすじ
ひょんなことから異世界転生のチャンスを手に入れた香恵は、あえて悪役令嬢としてのルートを選択。目覚めると、超絶美形の王太子ルドヴィークの婚約者で侯爵家の令嬢、十七歳のリディーリエとなっていた。予定どおりリディーリエとルドヴィークは不仲で、あとはヒロインが現れるのを待つだけだった。しかし、ある晩リディーリエの寝室にルドヴィークがやってきて「どうした? 今日はしないのか?」――。するって何を~~!? 前世の香恵は処女だったのに、あんなことやこんなことをされて思わず甘い嬌声が上がってしまう!? やがて現れたヒロインらしき謎の少女カナンを巻き込んで、事態は思わぬ方向へ!! 予想の斜め上を行く、甘くてハラハラの異世界転生ファンタジー。
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ちょっと面倒臭い
流行りの悪役令嬢転生モノです。
まず亡くなったヒロインが神様らしきモノとの会話で悪役令嬢になりたいと希望し異世界転生します。落馬の影響で頭を打ち、前世の記憶を取り戻します。ヒーローである婚約者の王子とは両片想いの状態です。が、この王子が酷い。政敵からヒロインを守るためとはいえヒロイン対して冷たい態度をとり冷たい言葉を吐きます。娼館に通うことも匂わせたり愛妾を匂わせたり酷いです。それでもヒロインがヒーローを思い続けるのが不思議な程でした。意地っ張りな二人のやり取りは読んでいて楽しいものではなくそんな状態が半分ほどあります。聖女がこの世界のことを面倒臭いと発言する場面がありますが、思わずこの物語が面倒臭いんだよ!とツッコんでしまいました。