あらすじ
鬼の一族が棲まう「繊月の里」にある旅籠屋・燕屋で暮らす少女、縁。燕屋の次男・琥珀と正式に許婚となった縁は、花嫁修業として仲居の仕事に奮闘する日々を送っていた。その一方で、琥珀のことを意識するあまり、彼とはなかなか進展できずにいた。そんな中、燕屋に「呪い持ち」だという鬼の姫君がやってくる。彼女の身の回りの世話をすることになった琥珀と、その様子を見てヤキモキする縁。すると数日後、琥珀の様子がどこかおかしくなり、なんと縁のことを忘れてしまって――? 異種族の二人が織りなす本格あやかし恋愛ファンタジー、待望の続編!
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Posted by ブクログ
2巻もとても良かったです...!!!
1巻では縁が琥珀を初め、幽世であったことの全てを忘れてしまう展開がありましたが、2巻では琥珀が縁のことを忘れてしまい、タチの悪い妖の影も感じて招待の見えない不穏な感じにハラハラでしたが、2人を結ぶ縁の糸はちゃんと固く結ばれていたみたいで、記憶を無くしてもちゃんと縁を愛した琥珀の気持ちの強さにきゅんです♡
羅刹鬼として彼が心に誓ったことはちゃんと奥深くで根付いていて凶悪な思考に支配されそうになっても忘れていても縁を見れば疼いてしまう気持ちにもどかしさが溢れました...!!
人間の身で鬼の本気の怒気を当てられるのは想像できないほど恐ろしく、それが大切な相手であれば悲しみも深いとは思いますが、父や母、恋敵にも叱咤され、諦めずに琥珀に向き合い続けた縁は妖力なんてなくてもちゃんと強いし誰にとってもなくてはならない家族の一員なのだと感じました(•ᵕᴗᵕ•)
お客様からの当たりはまだまだきついですが、努力家で真面目で羅刹鬼のみんなが認め、妖狐には嫁に望まれ、天狗の友達までいる彼女なのできっとそのうち幽世でも認められて行くんだろうなぁと縁が当たり前に馴染んだ未来を想像できてほっこりしました( ´艸`)♡
琥珀との仲も少しずつ進展し、両想いなのに縁は純粋ぴゅあで琥珀はむっつりなので両片想いみたいにじれもだなのが最高に可愛くてにんまりしちゃいます(*´艸`*)♡縁の他意のない無邪気な言葉と笑顔に翻弄されて忍耐を試されてる琥珀に思わずニヤニヤしちゃいました!
蜘蛛の1件はほんとハラハラでどうなる事かと思いましたが、琥珀だけじゃなく周囲の助けもあり、縁のがんばりもあってちゃんと乗り越えられて良かったです。1巻では敵だった彼らの不器用な家族計画も不器用っぷりが面白くて、素直じゃない息子にニヨニヨ、天然なのかズレてる父にニヨニヨ楽しかったですww
また是非続刊して欲しいです〜〜!!
2人の結婚式も見届けたいしもっといちゃいちゃも読みたいです(°﹃° *)♡