【感想・ネタバレ】新装版・帝王学ノート 混沌の時代を生き抜くのレビュー

あらすじ

「古典と歴史と人物の勉強。これなくして識見は生まれてこないが、現代人は、この最も大事な根幹を忘れて、あまりにもつまらぬ本を読み漁りすぎているのではないか」。雑誌『財界』の名物編集長として経営者から愛され、独立してからは陽明学者・安岡正篤師の説く東洋人物学を基本にしたリーダー論というジャンルを確立し、出す本はすべてベストセラーという売れっ子評論家だった著者だが、惜しくも50代半ばで急逝。しかし、彼の遺した著書は、いま読んでも新鮮、いやむしろ、いまだからこそ役に立つ箴言がちりばめられているといってよい。本書は、ビジネス社会を生き抜くリーダーに必要とされる資質を、古典の名句、歴史の教訓を例に引きながら明快に示した名著を新装版として復刻したもの。著者はいう。「出処進退ではとくに退が難しい。女々しい奴はいつまでもポストに恋々とするし、知慧があって男らしい奴は最盛期にさらりと退く」。さて現代はどうか?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ビジネスパーソンとして、そして経営者として必要な能力とはなんなのか?

ビジネスの世界で、帝王ともいえる著名な経営者の言葉やエピソードをまとめたこの本は、昔の本であるが現代でも必ず働く上で役に立つだろう。
この本を読み始めたきっかけは、私も大学生になり、社会というフィールドに近づいている時、社会で、そしてビジネスパーソンとしてどのような能力や行動が必要なのかということを考え始め、大学の教授に相談したところ、この本を薦められました。
この本は大きく「雄」「魅」「師」「訓」「流」「戒」「徳」の章で分けられています。この章一つ一つにきっと読んだ方に心に残る言葉があると思います。そして必ずや働くという行動に変化をもたらすだろう。
特に私が気に入ったところは、「師」の章のマヨネーズで有名なキューピー社長藤田近男と旧九州松下電器産業会長の高橋さんの話だ。「利益は目的か?」ということについて書かれているが、それについて大事な要素を四つ挙げている。

私は現代の社会人、そして経営者の方、これから社会に飛び出そうとする学生の方々に読んでもらいたい本です。さきほども書きましたが、きっとあなたの好きな言葉や、胸に響く言葉が見つかるでしょう。そしてこれからの働き方に変化をもたらすことでしょう。

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2011年11月03日

Posted by ブクログ

学ぶは真似ぶことである。弟子は師の跡にしたがって、師の言動をすべて模倣するところから始まる。最初は人間は模倣を通じて形成されていくものだ。氏の引用する言葉の一つ一つに師との関係を思った。何度も読みたいと思う一冊だ

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2012年01月03日

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