あらすじ
自宅にお邪魔し同じ食卓で一緒に鍋をつつくと、湯気の向こうにその人が見えてくる――名もなき鍋が雄弁に語る、それぞれのかけがえのない生活や思い、人生とは。大事な人の思い出が詰まった追憶の鍋もあれば、栄養バランスや手軽さを優先した合理的な鍋もある。「鍋とはこういうものである」という枠組みをはずし、鍋を通して人と語る18編。あなたの家の「名前のない鍋」は何を語ってくれますか?
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Posted by ブクログ
鍋を通じて、その人の人生を描く。
個人的にはもう少し深掘りしてほしいような気もしたが、取材する鍋の美味しそうなことと言ったら。
どの鍋も実際に食べてみたくなった。あと、昆布や鰹節で出汁を取る人が多くて驚いた。食って好みがある分、家庭の文化が出やすいものだと思う。自分の家で教わった料理、あるかなあと読み終えて考え直した本だった。