【感想・ネタバレ】暗獄怪談 或る男の死のレビュー

あらすじ

恐怖の切れ味、劇薬級!
体験者の奇憶を生々しく掘り起こす怪想録

取材する怪談作家の身に降りかかるのは、奇妙な出来事ばかり。
巻き込まれているのか? 巻き込まれにいっているのか?
黒木あるじ大推薦の気鋭の書き手が書き綴る怪異の数々。
・プールの監視員の仕事の先輩が急に辞めてしまった、水が怖いという彼女に起きた悲劇「浅瀬」
・母親が亡くなった時に引き継いだ不思議な能力「母の教え」
・学生時代の友人は祖母の遺品の中にあった封印された箱を見つけた──それを開封するときに立ち会うことになったのだが…。驚愕の顛末を描く「或る男の死」
など驚異の117話一挙収録!

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Posted by ブクログ

ボリューム増えて大満足です。
不思議なはなしがこんなにあるのにワタシの周りにはなんでないんだろう。
『ヒトガタ』『ハイウェイの猿』『墨汁のような』『うちのマンドラゴラ』『ここで降ろして』『真夜中の太陽』『階段を上る猫』『雪の手形』『冤罪』『釣れますか』『ほんとうの色』『いりません』『座敷犬』『小さな冒険者』『みなしごの神様』『バッグの中味』が好みだったはなし。
『ヒトガタ』の彼女も『ここで降ろして』の紹介されてない実在しない彼女も似ていて怖い。自分の脳を誰かにいじられているような。『釣れますか』の老婆が釣っていた15センチくらいの小さな人間の女と『小さな冒険者』もこの世界に人間じゃないモノが確かに存在するようなそんなはなしでめちゃくちゃ好み。『ほんとうの色』のモノクロのひとは実際に会えたらどうなるのか。
とにかくいまここにあるものが確かとは限らないんやなと思うような不思議な読後感でした。

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2023年12月20日

Posted by ブクログ

Twitterでよくお見かけしていた鷲羽大介さんの怪談集
短い話がたくさん集まっているという意味では小野不由美の「鬼談百景」を思い出した
本当に1ページに数行しかない短いものもあり、しっかり怖いものもあれば少し不思議な話もあり…おもしろかった
表紙をめくってすぐのところに表現についての注意書きがなされており、そういったところまで配慮ができる方の怪談やホラーというものは安心して読めるのでありがたかった

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2024年11月24日

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