【感想・ネタバレ】日本のエネルギーまるわかりのレビュー

あらすじ

「脱炭素のスピードが速すぎる」。日本企業の思いを代弁するとこういう言葉になるだろう。欧州では、2020~30年代までに石炭火力発電をゼロにするなど、50年のカーボンニュートラルに向けて順調にスキームをこなす一方、日本はいまだ東日本大震災の影響が残り、原発再稼働に向けて動き出したばかりだ。燃費の規制などで国が主導する欧州に比べ、日本ではまだ企業の自助努力に頼るケースが多い。コロナ規制でも国家が全面に出てきた欧米と違って、日本は「お願い」に頼る場面が多く、脱炭素対応では先進国の中でも一周も二周も遅い状況となっている。
日本は「GX経済移行債」などの取り組みが始まったばかり。菅前首相が発表した「2030年に温暖化ガス削減目標を46%(13年度比)」を確実に達成していくことが第一関門となる。

本書は、日本のエネルギー政策、脱炭素の取り組みを体系的にまとめた入門書。現場取材を通した姿を描く。

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Posted by ブクログ

日本が置かれている状況がわかります。
かつては再生エネルギーのトップランナーだったのに、残念でなりません。

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2024年02月24日

Posted by ブクログ

技術で先をいっていたのに、実装で大きな遅れをとっている日本。
既得権益を慮るばかりに、方向性を示すことができず、結果、個々の企業もどこに投資をすれば良いのかがわからない状況。

政治に期待できないなか、
これを個々でどうこうすることはできるのか。。。

0
2024年01月22日

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