あらすじ
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動物たちの生き抜くための冬じたく―“やっぱりみんな、すごいんです!”食いしん坊のたぬきのポコタは、りすやねずみが冬に備えて木の実を蓄えていることを知り、真似をしようとしますが、うまくいきません。落ち込むポコタに仲間がやさしく声をかけて……。しもかわらゆみが美しい細密画で描く、たぬきの生態ベースにした冬支度の物語。「みんなそれぞれ得意なことがある」、個を認め合うやさしさがつまった、心あたたまる作品です。
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Posted by ブクログ
しもかわらゆみさんの絵本ですね。
あきのもりは
おいしそうな きのみで いっぱい。
くいしんぼうの たぬきのポコタは、
りすや ねずみが ふゆにそなえて、
つちのなかに きのみを
うめているのを みて…………。
森の動物たちの生態を、可愛らしい愛嬌のある精密画で描かれています。
りすや ねずみは きのみを かくしたところを
なんとなく おぼえて います。
ところが ポコタは かくしたところを
わすれて しまうのです。
でも、りすや ねずみは ポコタには
ちがう ほうほうで ふゆを こせるのを
しっています。
やさしさにあふれた、心温まるお話です。
もうひとつ、木の実を隠すと、新しい命が生まれてくることも、あとがきに、しもかわらゆみさんが語られています。
精密画の動物たちが、とても可愛らしいのが嬉しいですね。