感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2018年10月09日
ウルトラマン本というよりは、古谷敏さんのまじめでやさしいお人柄が感じられる文章。もともとアマギ隊員ファンでしたが、ますますファンになりました。ステキです。
Posted by ブクログ 2010年12月19日
始めは不本意な仕事だったかもしれない。
でも、それにどう誠実に対処できるかで人生は大きく変わる。
著者の古谷敏はウルトラマンによって人生が動きだし、そしてそれを見た子供達の人生も動き出した。
まるで、ウルトラマンが古谷敏を選んだような、そんな奇跡。
文章は平易で決してうまくはないけど、本心が気持をこ...続きを読むめて書いているので、1章毎深く感動できる。
Posted by ブクログ 2010年02月09日
初代ウルトラマンのスーツアクター古谷敏氏の回顧録。
メロドラマ映画の主役を目指し、役者の世界に飛び込んだ若者が顔を見せない配役に選ばれる。その葛藤はこの本だけでは語り尽くせないと思う。それでも、彼は仲間や子供たちの笑顔に支えられ、自分だけのウルトラマンを創り出す。
しかし、彼のピークはそこまでだ...続きを読むった。
ウルトラマンが終了後の俳優業引退、起業、結婚、消息不明のことについて、多くを語っていない。つらい、不器用な人生を送ってたんだろうと察する。
でも、彼はウルトラマンでの苦労があったから、昔の仲間の後押しで、再び表舞台に帰ってくることができた。その結果が、この本だ。
不本意な仕事・人生だったけど、その努力は誰かが見てくれている。ウルトラマンの撮影秘話も興味深いが、彼のおとぎ話のような人生に感動した。
Posted by ブクログ 2023年11月13日
初代ウルトラマンのスーツアクター、ウルトラセブンのアマギ隊員役としてウルトラマンに関わった古谷さんの自伝。
スーツアクターなんて言葉がなかった時代、スタッフと試行錯誤してウルトラマンを作り上げる様子は読んでいて興奮させられる。映画に憧れ東宝ニューフェイスとしてデビューしテレビ作品に鞍替えした著者から...続きを読む見た当時の映画界やテレビも興味深い。
著者はウルトラセブン後に俳優を引退しイベントプロを立ち上げるが残念ながら失敗。そのあたりはまだ人に話せるほど気持ちが整理できていない様子。いつか話せるようになるといいな。
幼少期からこの本を書くきっかけのウルトラマン俳優たちとの再開まで、全編通して著者の素朴な人柄が伺える爽やかな文章で気持ちの良い読後感にさせてくれる一冊。
Posted by ブクログ 2023年04月09日
悠里さんと毒蝮さんのラジオ、GG放談で知った本。そうか、ビンさんはウルトラマン辞めたかったんだ。と思った。ウルトラマンをもう一回見返したい。そしてビンさんの気持ちが入れ替わった所も見てみたい。
Posted by ブクログ 2011年06月04日
今年はウルトラシリーズ誕生から45年です。
ボクらの世代では、やはり、オリジナルウルトラマンです。初代というか、第一次というか。
で、その中の人であったのが、この著者、古谷敏さんです。
読んでいて思うのは、俳優としては不遇だったのかもしれないけど、もぉ、いい人すぎるんじゃないの?ということ。
...続きを読む行間からいい人汁があふれてきてるのです。淡々と衒いなく活写されている、昭和40年代のあのころが、懐かしい。
誰かの悪口などはありません。が、一箇所だけ、古谷さんに対して態度の超悪かったスタッフのことがでてきますが、それは本人が怒る前に尊敬する監督が叱ってくれたということで、監督へのお礼になっています。
その他、イデ隊員の二瓶正也さんやアラシ隊員の石井伊吉さん、アキコ隊員の桜井浩子さんのことなどが、お礼の言葉とともに語られます。
タイトルからもわかるように、スーツアクターであっても、主役であり、これまでのウルトラマンを初め、その亜流までもの流れを決定づけたマンのことに紙数がさかれています。
アマギ隊員役で出演していたウルトラセブンのことは、あまり書かれてはいません。
といっても、自分がオリジナルであり、魁であるというようなエラそうなことは一言も書かれていません。やはり、繰り返されるのは失敗と葛藤と周囲への感謝の言葉。
苦労と言っても、ウルトラマンの水中撮影でスーツの中に水が入ってきて死にかけたとか・・・。
熱中症でいつも吐きながら演技をしていたとか・・・。
(ボクも学生時代にかなりやったので、身を持ってわかります)
ほんとは、俳優を廃業し、成功していた会社も倒産し・・・もっと辛かったことは山ほどあったのだとおもいます。
でも、そんなことは全くスルーされています。
本当に心優しいヒーローだったんだなあ。
YouTubeで古谷敏さんの出版記念パーティーが観られます。
これを観ただけで、彼のすばらしさがわかります。
まだまだ、格好いいんで、俳優として観てみたいです。
Posted by ブクログ 2017年08月16日
ウルトラマンの中の人、古屋敏さんの回想録です。マスクの中で泣きながら一生懸命演技されていたご様子に心を打たれます。そして努力が実ってセブンでは念願の隊員役になられました。180センチのステキなかたで、中の人を見ちゃっても夢が壊れませんでした。
Posted by ブクログ 2011年08月03日
初代ウルトラマンを演じきった古谷敏氏が、とても過酷だった撮影現場を今、振り返る。それにしても、もどしながらの撮影とは、ものすごいエピソ−ドです。今は、もっと快適なのだろうか?ラジオ番組でおなじみの大沢悠里アナウンサーの若き日の写真にはびっくり。