あらすじ
日本には6852の島がある。しかし、その中で人間が居住しているのは260ほどでしかない。
地理的に離れているせいで、人の目があまり届かない島には、人々に知られていない過去がある。
秘められた歴史、珍しい風習…ガイドブックには載っていない、離島に秘められた過去が明かされる!
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Posted by ブクログ
意外と真面目に書かれた一冊
キャッチーなタイトルとチープな装丁から、興味本位なコンビニペーパーバックの何物でもないだろうと思わせる。
まあ、その感想は、ほぼ合ってはいる。
・入島が許可されていない島は、ほとんどない。
・無人島ですらない島の話題も結構ある。
一方、不謹慎で俗っぽい書きっぷりを期待していると、意外にも現地の自然文化歴史をリスペクトしての情感あふれるリポート、真剣な描写姿勢に驚かされた。
通常と異なる風土風習の存在に期待を持たせて止まない「舞台」離島への憧れをリーズナブルに楽しめる良書とも言えそう。
結構、取り上げている島の数も多く、この手の読み物としても実用的だ。
(ケルンのある島、二つの墓の島など初耳ネタ)
シリーズ化もされているようだが、当り、外れも多いらしい。
まあ、そうだろうなあ。
Posted by ブクログ
「事実は小説よりも奇なり」という言葉が思い浮かんだ。日本が島国であること、離島は独自の文化や空気が流れていることを感じさせられた。
名前すら知らなかった島や、知られざる一面を持つ有名な島、神秘的な島などなど離島を通じて、この国の魅力を感じることが出来た。
Posted by ブクログ
なるほど。民俗学なんですね。
離島民俗学入門にはとても良い本かと思う。
多くの離島の謎や歴史や文化に触れられており、
興味を持った島を深く調べて見るためのガイドブックとなる。
読みやすい文章で暇つぶしにもよい本。