感情タグBEST3
Posted by ブクログ
実際に起きた粉飾決算等の不正会計のエピソードから会計のカラクリを学ぶ。
ユニークなアプローチ方法から内部統制や監査について考察している。
事例から学ぶことができるため入門書としても最適。
また、大王製紙、オリンパスの件も踏まえて読むとより一層興味深く読めるのでは。
Posted by ブクログ
近年の会計不正の事例をとりあげていて、あーこんなんだったんだ、と思う事例も多々あり、とても勉強になった。不正事例を中心としながらも、不正のメカニズム、発生した際の取り調べのポイント等、あまり他の本では書かれていない視点から書かれていて面白い。またいつか再読しようと思う。
Posted by ブクログ
仕事でお世話になったあの会社にも、まあそんな歴史があったのね…なんて興味で買ってしまいました。よくわからない用語も多かったけど、おもしろかった! 数字を追うだけで、いろんなことが見えてくるのね。 経理の子なら、もっと楽しめると思ったので、読後まわしてあげました。
Posted by ブクログ
企業の不正等を事例に挙げ、実際の調査報告書をまとめて解説をしている。
内部事情や他人の不幸話が好きな私には非常に楽しめた。
ただ、解決策については実務担当者以外はあまり興味のわかない内容のため要注意。私はためになるなーと思いながら読めた。
Posted by ブクログ
ある程度会計の知識がないと読めないが、この手の本にしてはわかりやすく書いてある。本書では、様々な資料をひもときつつ会計不祥事が解説されて行く。ニュースを見て満足してたんだけど、意外にいろんな資料が公開されているのですね。
Posted by ブクログ
本書は、不正会計の事例を基に、どのような問題点があったかや、それに対してどのように対処すべきだったかが書かれています。
事例として紹介された企業は、各々有名で、こういう企業でも不正会計は行われるんだなあと感じました。
さて、内容ですが、監査論のテキストに事例を混ぜたような感じでした。
監査論を学んだことのある人には当たり前のことばかりだと思いますが、監査論を知らないような方には、事例も交えてありわかりやすいので素晴らしいと思います。
どの不正に関しても大体理由が似ていて、それは本書内に繰り返し出てきているので、自身の会社の体制等を見つめなおすきっかけには良いのではないかと思います。
しかし、個人的にはもう少し会計士側に対する指摘もあって良かったのではないかと思います。
確かに会社に不備があったり、制度的な問題もあるでしょうけど、それに対して会計士が不正を発見できるように、より能力を高めていくようにならなければ、一般人の会計士に対しての感情はいらないんじゃない?となるのではないかなと感じます。
それ以外は面白いし、読みやすかったので★4つです。
Posted by ブクログ
事実は小説より奇なり。
ビジネスをするには会計は必ず必要な必修科目。
これがなくては世の中では通用しない。
しかし、この本の内容がフィクションではなく、
事実に基づく話だと思いもよりませんでした。
会計に詳しくない私も勉強しながら読みました。
そして、会計の勉強もしなくちゃなぁと考えるのでありました。
Posted by ブクログ
会計士必読。企業のマネジメント層も必読。
内容としては、最近の(主に)上場企業の不正事例について、調査委員会の報告書を要約・解説。辛口コメントと著者なりの原因分析。
最近は、不正があった場合に調査委員会の報告書が公表されるため、不正事例の研究がやりやすくなっています。
著者は、そこに眼をつけたものと思われます。
内容としては、調査報告書の内容を大きく超えるものでもなく、オリジナリティはないかもしれませんが、類書がなく、出版の着眼点としては、面白いため、☆4つとしました。
Posted by ブクログ
林原やローソンメディア、シニアコミュニケーションなど、よく知られた10の粉飾決算の事例を紹介しています。粉飾の手口などは既に各種解説記事でよく知っておりますので、ここでは印象に残りました記述をいくつか。
粉飾決算に手を染める会社の特徴として、経営が過度に期間損益計算にこだわりということがよく言われます。PLばかり見ていてBSを誰も気にしない。
今日の簿記は言うまでも無く複式簿記です。例えば、架空の売上を立てると相手勘定は資産勘定である売掛金。しかし、近視眼のマネジメントは売上ばかり見て資産の内容を分析精査しようとしません。これは不正の機会を提供することになります。
また、経理部門が利益目標達成に責任の一部を負っている。経理部門は本来、管理ですが、経営から期間損益達成の強いプレッシャーを受けるとこれまた不正の動機を持つことになります。
いや、これらはどこの会社でもあるのではないでしょうか。
巻末の章は不正発生のメカニズムや防止方法も解説されております。会計に関わる方にはぜひご一読をお勧めします。
Posted by ブクログ
粉飾の実例をもとに、どういった特徴をもった組織が粉飾を行うのかを示唆している本。皮肉が込められた表現で、個々の事例を面白おかしく表現している。
Posted by ブクログ
実際におきた企業の不正会計についてわかりやすく説明されていて面白い。
経理担当者の長期固定化によるトホホな不正や循環取引のようなベタなもの、「策士だなおい!」としかいいようがないスキームを考える輩などなど、扱われている不正会計がバラエティに富んでいて「次の会社は何したの!」と不謹慎なワクワク心が煽られた。
売上高や利益率がわかる損益計算書は重要だけど、バランスシートは反面(上層部に)蔑ろにされがちだとこれまで仕事をしていて感じることが多々あったので、不正会計を防ぐうえでのバランスシートの重要性が文中で何度となく説かれていて頷くばかりだった。
第二部は教科書的でイマイチ。
Posted by ブクログ
今月の会計本のテーマはドレッシング(粉飾)です。
あまり馴染みのない領域なだけあって、
初心者の僕にはやや読みにくかったです。
特に会社名や人物名が
イニシャル表示されていて(A社とかS氏と、か)、
これってだれだっけ?と度々なってしまいました。
まぁこういうテーマなだけに致し方ないのかもしれません。。
とは言え、豊富な実例に基づき、
色々なパターンのドレッシングを解説してくれています。
著者が公認会計士だけあって、企業の報告書を読んだだけで、
ここまでのストーリーを構築していけるのかと驚きました。
本の中では、ドレッシングの内容の解説だけでなく、
「ドレッシングを防ぐためには、
どうすべきだったのか?」ということまで
著者は踏み込んで記載してくれています。
その予防策として、定期的なジョブローテーションや
内部監査の充実を挙げているのですが、
今まで面倒だとしか思っていなかった監査にも、
それなりの意味があると知って妙に納得してしまいました。
後から考えると当たり前なのですが。。
従業員は悪事を働くという前提で動くところが
やや悲しい気もしますが、一般的な会社は仕方ないのかなぁ。。
有名な本に「まずバスに乗る人から決める」的な
記載があったと記憶していますが、
やっぱり人が大事だなと思った次第です。
Posted by ブクログ
授業で習ったことの復習的な。
粉飾の事例をわかりやすくまとまってました。
どうやったら防げるか、は少し弱い気がしたけど簡単な理解には足りました。
Posted by ブクログ
入社して間もない経理・財務部門の社員や公認会計士(の卵)に、ぜひ読んで欲しい1冊。
いまや、これらの職務を行っている人が会計不正に対する感覚を身につけていないのは、あり得ないことだ。
会計不正について、このように平易な文章で書かれているものは、現時点では希少である。
一方で、この著者にもっと文章力があれば、と思わずにはいられない。
全体的に文章が稚拙で、構成も甘い。事例として紹介した会社へのメッセージ(皮肉?)も寒い。
コンセプトがいいだけに、本当にもったいない。
それでも、難しく書かれた会計不正の本よりは、ずいぶんマシ。
Posted by ブクログ
ここ十年における不正会計の増加とその複雑さに驚かされる。また、そのほとんどが大企業と呼ばれる企業グループの子会社が舞台となっている事実には考えさせられる。そしてプレーヤーのほとんどはHQからの出向管理職。子会社は専門特化しやすに傾向にあるため、同じ文化を共有することから、慣例化が馴れ合いに変化しやすいのだろうか?
Posted by ブクログ
● 「決定的な監査ミスを犯さないためには、監査の中心を貸借対照表残高の検証におかなければならない。監査技術的にそれが最も効率的であり、信頼のおけるものであるからである」野々川幸雄
● メディアートはシステムを不正改造して売掛金残高表を出力できないよう、印刷キーを画面上から削除するという荒業に出たのです。
● この「あっ」はチンパンジー語に由来し、類人猿は目上の人に「あっ」、目下に対して「おっ」とあいさつするそうです。