【感想・ネタバレ】勝ち抜ける 経営者のキャリアデザインのレビュー

あらすじ

経営者はB/Sというものを理解していないという。一見、信じられないことだが、著者がコンサルタントとして数多くの現場から導き出された実情だそうだ。
本書はB/Sを中心に見ていき、経営者がとるべき未来の地図を描き出すために存在する。多くの経営者は、会社が永続していく、ゴーイングコンサーンという視点がないため、気づいてみたら、「70歳を過ぎてしまつた」「借金だらけで、畳むこともできない」「後継が見つからない」など、後手に回り、打ち手がないまま、次世代にバトンが渡せずにいる。
そんな不幸が訪れないように、「成長企業に導くにはどうすればよいか?」本書ではそのような前向きな視点で、社長のキャリアデザインを考えていく。

第1章 中小企業の10年後の姿
第2章 ここから10年 社長に必要なマインドとは
第3章 B/S基本編~必要な利益はB/Sが教えてくれる~
第4章 B/S応用編~自社の価値はいくらになるのか~
第5章 未来を選べる強い会社をつくるために社員と共有すべきこと

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Posted by ブクログ

読者のターゲットは中小企業の経営者や経営を目指す人。この本の中核になっているB/Sの説明は超初心者向けでわかりやすい。B/Sとはなんぞや?という方は手に取る価値がありそう。
全体を通して読みやすくて著者の人柄が良く出ており、好感が持てる。第4章の事例が並ぶところは参考になるものの、ではどうすれば良かったのかまで踏み込んで書かれているとなお良かったかも。最終章はご自身のキャリアを振り返ってよかったことや思うこと/思想がつらつらと並んでいる印象。しっかりされていて41歳とは思えないなと感じた。逆に、経営コンサルをやられている人や目指そうとしている人には物足りないと思うし、この本の想定読書ではないと思う。

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2024年01月05日

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