【感想・ネタバレ】新酒番船(しんしゅばんふね)のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

あれ山本一力みたい~丹波篠山の杜氏の次男・海次は西宮の百日働きに出て、終わると兄と幼馴染みの祝言に出席せざるを得ず、新酒を江戸に運ぶ競走に参加することにした。船積みを手伝って密航した三井丸は、和洋折衷の新造船。沖船頭の巧みな操船で、海賊に襲われている仲間を救い、最後の品川の駆け比べで勝利して、惣一番の栄誉を手に入れて、帰ると…~佐伯さん、書いていたんですね…それはそれとして

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2020年11月15日

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ネタバレ

佐伯泰英先生の読み切り(珍しい)

酒造り丹波杜氏で知られる土地であるが、佐伯先生にとっては酔いどれ小籐次の作品中で篠山藩は老中青山氏の所領地として描かれ、つい先ほどの作品にも、鼠草子の話で描かれている

おそらく取材した残り(失礼)に酒造りの話があったのだろう
江戸に降る酒をレースの様に競って、一番には名誉と高額な取引が保証される良くできた話で、邪魔者や一発逆転劇など盛り込んだ痛快な作品であるが、この手の作品は「山本一力」先生が書きそうであり、既視感ありありであるが、こなれた名人が書く作品は面白いね

伏線一つ回収し忘れ有るけどいいか(´・ω・`)

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2020年10月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 久しく新刊のシリーズが始まっていない佐伯泰英。
この作品がシリーズ化されるか否かはわからないが、主人公海次は丹波杜氏の次男。幼なじみの小雪が嫡男の兄の嫁となることが決まっている。

身長が六尺あまり〜185センチほど〜で山歩きを誰よりも早くする海次はその外見からは想像できないほど、奥手で兄の縁談が起こるまで、小雪への感情は、幼なじみ以上ではなかった。が、結婚話が決まると、とても姉とは呼べない自分の感情に気づき、丹波に帰らぬことを密かに決意。

その名の通り、海次は海を勇壮に走る新酒の番船に乗りたい、江戸まで競争したいという感情に抗えなくなる。

そんな主人公の冒険のお話。

「古着屋総兵衛」「交代寄合伊那衆異聞」の主人公に酷似。

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2020年09月24日

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