【感想・ネタバレ】龍の世界のレビュー

あらすじ

竜巻と共に天に昇り、海底深く龍宮に潜る。天空から海底まで自在に駆ける霊獣は、古来、皇帝から人民まで、中国人が最も愛する瑞祥だった。この想像上の生きものは、いつ、どのように誕生し、人々の暮らしに浸透していったのか。中国・日本・インドの龍とギリシア神話のドラゴンとの比較。龍を食べる怪鳥、正倉院に収められた龍の骨と歯の正体。四方から財宝を寄せると言われた「銭龍」や、薬用「龍眼」、中国人が畏れる「辰年の怪」まで、長年に亘る中国取材や様々な文献史料から、龍の逸話を丹念に採取!!

本書は『龍の百科』(新潮選書 2000年刊)を加筆、改題したものです。

目次
一 龍は、どう考えられていたか
二 龍は、どう形づくられてきたか
三 龍は、どのように自然界に潜むか
四 龍は、どう変わってきたのか
五 龍は、どのように語られてきたか
六 龍は、どう暮らしにかかわるか
おわりに
索引
学術文庫版あとがき

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

中国に起源を持つ龍を文化・宗教・芸術などの観点から縦横無尽に語る本。「登竜門」「画竜点睛」「竜頭蛇尾」といった馴染み深い言葉のルーツやドラゴン・ワイバーン・テュポーンとの比較などが面白かった。新聞連載をまとめた本であるためサクサクと読めます。

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2024年02月19日

Posted by ブクログ

東洋の龍と西洋のドラゴンとの違いや、歴史の古い中国がどのように龍を捉えてきたかなど歴史が興味深い。かっこいいよなー龍。

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2025年09月03日

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