【感想・ネタバレ】役員になれる人の「日経新聞」読み方の流儀のレビュー

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Posted by ブクログ 2020年06月20日

日経サブスクを開始する前に、気合入れておこうと思い読みました笑

主に数字の面から日経新聞をどう読むかが詳しく書かれている。自分もそういう理由で購読をしようと考えていたので、ニーズにマッチした。企業の会計に関する数字はもちろんだが、それ以上に景気指標に関する数字の読み方が解説されていたのが良かった。...続きを読む

著者の「会計&ファイナンス入門講座」を以前本を読んでいて、それの復習にもなった。

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Posted by ブクログ 2016年08月30日

*「社会人になったらまず日経」に間違いはない。ウェブだけに頼っていると、見るニュースが自分の興味のあるものに偏りがちになってしまいます。”効率的な情報収集の手段”としての新聞の優位性はいまもなお揺るがないと感じています。自分の周りを見渡しても、日経新聞を読み込む丹念さと読書量は比例しているように感じ...続きを読むます。日経新聞を読み込むことで興味の対象や関心の幅が広がり、本を読もうとなるのは自然な流れなのかもしれません。「私にいくばくか教養のようなものがあるとすれば、それを培ってくれたのは、「本・人・旅」の三つです。私はこれまでの人生で、「本・人・旅」から多くのことを学んできました。あえて割合を示せば、本から50%、人から25%、そして旅から25%ぐらいを学んできたといったところでしょうか。」
*デキル人のプレゼンテーションは、なぜ説得力があるのか?企業が経営不振の状態に至った原因はさまざまですが、いずれにしても、ハッキリとした理由があります(理由がなくて経営が悪化することはありません。)「いい会社」と「悪い会社」を見極めるポイントは至るところにあるのですが、両者の違いが顕著に表れるのは、日々、社内で行われている「会議」です。パッとしない会社の会議は、たいていこんな特徴が見られます。事実と意見の違いがわからず、発言内容がごちゃごちゃしている。出席者の発言を聞いていると、どこまでが事実で、どこから先が意見なのか、まったく判然としないのです。黙って聞いていると、その違いがわからないまま会議が終わってしまいます。当事者たちは長年、そんな調子で会議を行っているため、もはや、そのような会議に慣れっこですし、どこに問題があることすら感じていません。しかしみなさんの周りにいるデキる人のプレゼンテーションをちょっと思い出してください。まずは、営業実績であったり、世の中の変化の事象だったり、何らかの客観的なデータで「事実」を示しますよね。事実はできるだけ数値化する。ビジュアルにして見える化する。いってみれば、これが「数字力」です。そして、その事実に対して、自分なりに解釈し、メッセージに変換して、会議などの場で人に伝えます。これが「論理的思考力」です。論理的思考力とういと、「フレームワーク」をどう使いこなすかという議論になりがちですが、簡単にいってしまえば、事実を積み上げて、「それで何なのか?」という結論、メッセージを導くことにほかなりません。だから、論理的思考力と数字力のお作法を駆使して話す人のプレゼンテーションに私たちは説得力を感じるわけです。その点、日経新聞の社説というのは、客観的な「事実」をもとに自分なりの「意見」をまとめたお手本のようなものです。会議やプレゼンのときに必要な論理構成は、社説がとっても参考になるのです。
*論理的思考力を身に付けて、氾濫する情報に振り回されない人になる。敢えて日経新聞を購読することをおススメしたい。日経新聞の記事になるような世の中の出来事やテーマ(=事実)に対して、自分の考え(=意見)を形成する前にウェブで流れて来る、お手本のような記事だけに触れるのは、あたかも模範解答を見ながら問題を解いているようなもの。自分の考えるという行為を放棄しているわけです。自分で考えることをしないままウェブで流れてくるニュースを読んでいるだけだと、氾濫する情報に振り回されることになりかねません。ウェブに流れて来る情報に身を任せていると、もっともらしい情報になびいて、あっちへフラフラ、こっちへフラフラ、どっちつかずの思考になってしまいます。
*一国の経済の状況を示す指標はたくさんありますが、政府がもっとも重視しているものをひとつだけ挙げるとすれば、それは「GDP(国内総生産)」といってよいでしょう。日経新聞で「経済規模」という言葉が出てきたら、GDPのこと。また、「経済成長率」といったら、GDPの成長率のことを指しています。
*GDPは国内で一定期間内に生産されたモノやサービスの付加価値の合計額。国内にいる個人や企業が生み出した付加価値の総額がGDPというわけです。ここで、一定期間というのは、1年と考えてください。では、負荷価値って、何でしょうか?会計を勉強している人ならイメージしやすいかもしれません。企業の損益計算書(P/L)でいえば、ざっくり”粗利(=売上総利益)みたいなもの”と考えればよいでしょう。粗利ですから、付加価値であるGDPは、「売上高ー仕入高」となります。ポイントは、”売上高ではない”ということ。一般的に、企業は納入業者から商品を仕入れて得意先に販売します。そのため、すべての企業の売上高を足すと、ダブルカウントしたことになり、一国の経済規模を正しく表せなくなってしまいます。
*日本のGDPの額は、ここ20年ほど、およそ500兆円。GDPの大きさで国民の所得水準が決まる。GDPは企業でいえば「粗利」みたいなもの。企業の人件費は、粗利からねん出されます。GDPの大きさによって、私たち国民の所得水準が決まってくるわけです。
*GDP=C(個人消費)+I(企業投資)+G(政府支出)+(EX(輸出)-IM(輸入))

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Posted by ブクログ 2016年05月29日

景気指標の解説が自分としてはとても役立った。あと財務諸表分析の方法の基礎の解説も。日経新聞の読み方がイマイチだと思っている人にオススメ。

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Posted by ブクログ 2022年04月19日

1.日経新聞を購読し始めたので読み方について勉強したくなりました。
キーナンバーを把握し、どのように活用しているのかを知りたくて読みました。

2.日経新聞はビジネスパーソンにとって必需品ですが、ただ読まされるという姿勢では面白くないですし、知識も思考力も身につきません。単純に読み物としても面白いで...続きを読むす。
著者はこの考えのもと、ビジネスで日経新聞をどのように活用していくかを紹介しています。
最も大切なことは、新聞→現場→新聞のサイクルをすることで、仮説と検証を繰り返して思考力と景気を捉える感性を養うことだと述べています。新聞だけを読んでいてもダメで、現場にしかわからない情報が数多く眠っています。そうした小さな情報の当てをつけるために新聞が大きな役割を果たしています。

3.もっと堅苦しいことが書いてあるのかと思いきや、意外とすんなり読めたことが印象的でした。どんな人であれ、きっかけは小さなことからであり、それを継続していくことなのだと感じました。新聞は自分の興味外の情報がたくさんあり、ムダに思えることが多いですが、後になって実は色んな事とつながっていたなんてことがよくあります。情報は広く浅くとっておき、興味がある分野だけ深く知る方がいいのかもしれないと思います。

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Posted by ブクログ 2017年03月22日

役員になる人のためかどうかはともかく、日経新聞を読みこなす「コツ」をうまく入れている本だと思う。

日経新聞の使い方、経済(アベノミクス)の基本、企業(会計)の仕組み、数字(ROA)等を並べる・比べる、論理思考力のこと、世界経済と全体を扱っていると思う。

日経新聞を読むという行為もそうだが、社会を...続きを読む理解するための方法を獲得するためにもよいと思った。

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Posted by ブクログ 2022年08月22日

「役員になれる人の」というフレーズがついていなかったら、日経の読み方を指南してくれる本としてもっと☆をつけてもよかった。財務諸表や経済指標の解説や、それらを記事を読むときどう使えばいいかなど、わかりやすく説明されているのだが、これらは中堅以上のビジネスパーソンなら既に普通にやっているのでは…。
日経...続きを読むを読む際に、「役員になれるような人」が、一般人と違ってどういうところに注目しているのか、その独自な目線を教えてくれるのかと思って手に取ってみたのに、書いてあることは基本中の基本とも言え、その基本中の基本をしっかりやってこそ役員になれるのかもしれないが、ちょっと思っているのとは内容が違っていた。
役員を目指す入社1~3年目くらいのビジネスパーソンにちょうどいいのかもしれない。

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Posted by ブクログ 2020年07月25日

日経新聞の社説を読むことが、自分の考えを論理的に伝える訓練になる、という視点は大変勉強になった。
また数字に強くなるためには「くらべる」「ならべる」というポイントが挙げられており、社内におけるプレゼンに役に立つ内容だ。
ただし、本書にはROAに関することや、景気動向指数(CI)などがサラッと書かれて...続きを読むおり、それらの基礎知識を前提に進められているため、経済的知識が全くない人は高校の政治経済の教科書等で専門用語等をおさえてから読まないと、何が何だか分からないように思う。

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Posted by ブクログ 2020年03月15日

日経の読み方に絡めて、経済・企業等の各主要トピックの内容が書かれているもので、日経の読み方だけに焦点を当てたものではなく若干期待外れではあったが、筆者のメッセージは、ある程度ベースの知識があってこそ日経新聞の記事は面白いということなのかもしれない。
ファイナンス・会計等の専門分野の本を読んで勉強する...続きを読むのも良いが、そこはベースの知識として標準装備した上で、最新ニュース・担当業界(船)の情報収集に、より意識を集中しアンテナを高く持ちたいと改めて感じた次第。特に参考になった情報は以下。
①日経オンラインとEvernoteは互換性が良い。Evernoteで記録を取ると関連記事を自動的にEvernoteが拾ってくれるみたいなので、試してみようと思う。
②数字は1人当たりに置き換えると分かりやすい。例えば、日本のGDP500兆円だとイメージが沸かないが、1億20百万人で割ると約4百万円と言われるとぐっと身近に感じることが出来る。(大体の平均給与)
③数字を見る時は(a)時系列に(b)同業と比較をするとイメージしやすい。

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Posted by ブクログ 2016年10月20日

内容にまとまりが感じられない点が残念。しかしながら、広く浅く分かりやすく企業や経済の知識を得ることができるため、日経新聞デビューを考えている人向けの一冊。役員は誇張表現であると思う。要点は以下の4点。
1.日経新聞のメリットと付き合い方
・日経新聞は、数値化された客観的事実をもとに自分の意見を持つと...続きを読むいうスキル形成に最適である。
・日経新聞は義務感で読むのではなく、自分が儲けるために、又は楽しむために読むのが良い。
2.経済のしくみ(マクロ経済)
・GDP、財政政策、金融政策、直近の話題であるアベノミクス。
3.企業のしくみ(会計学)
企業財務の観点から収益性、生産性、成長性、安全性の4つに着目し企業の構造を読み解く。
4.毎週月曜の朝刊「景気指標欄」の読み方及びそれを踏まえた世界各国の経済状況の概観。

経済は生き物であり、常に変化し続ける。積読していた本書を読み、そのような感想を持った。本書でパンドラの箱の如く指摘されていた「マイナス金利」という政策も今実際に導入されている。流動的な国内外の経済動向に絶えず注意を払い、自分なりの意見や解釈を持つことが、今後より一層重要視されてくるだろう。そのためにも日経新聞を楽しく賢く活用していきたい。

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Posted by ブクログ 2023年01月21日

日経新聞を読むうえでの経済と企業の知識について書かれた一冊。

数字力と論理的思考力を高めるための経済の仕組や企業の会計の仕組がわかりやすく書かれていて、かつ関連する記事も掲載されていたり、指標面から世界経済の現況も解説されていて非常に勉強になる一冊でした。

経済はGDPを中心に企業は総資本利益率...続きを読むを中心に解説されており、日経新聞の記事からこれからの世界情勢を予測したり、記事の本質にある部分に迫る方法などが解説されていて、そんななかでも日本の財政の問題やマネタリーベースやマネーストックのところは印象に残りました。

ざっくりとした経済や企業の知識を本書で身に付けることが出来たので、これから日経新聞を本質に迫った読み方ができると感じた一冊でした。

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