あらすじ
妻が妊娠したら読んでおくべき1冊! !
妊娠中の妻の体と心の変化を知り、今すべきことを学ぼう!
子どもを育てる喜びも大変さも、すべて夫婦二人で分かち合うために——。
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赤子を抱いた母親は「幸せの象徴」ととらえられる一方で、
出産直後の母親が自ら命を絶つという痛ましい事件が起こっています。
その最たる原因といわれているのが「産後うつ」です。
核家族化によるワンオペ育児の疲労・孤立感などに母親たちが追い詰められているのです。
このような悲劇を避けるためには、パートナーである夫が妊娠・出産の正しい知識を得て、
妻の体と心の変化を把握することが重要です。
本書は、出産の基礎知識から妊娠中の妻への接し方など、
パパになる前に知っておくべき大切な情報をたくさん詰め込みました。
妻を「手伝う」のではなく、夫婦二人で「協力」して子どもを育てていくために、
本書がその一助となれば幸いです。
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Posted by ブクログ
育児というより妻の産後うつを防ぐための本で、ほぼ半分は「こんなパパは嫌だ」のケーススタディ
自分は読んでよかったけど、わざわざ買ってまで読まなくてもいいかも…
・出産後1年未満に自殺してしまう女性が年間100人もいる
原因は産後うつと考えられている
→核家族化によるワンオペ育児、孤立感
→配慮や知識のあるパートナーの存在が重要
・母子家庭の4割は、子どもが0〜2歳の頃の離婚による
→ベネッセの調査によると、妊娠当初から配偶者への愛情は下がり続ける
→離婚を防ぐため、パートナーが経験者やデータから学んで理解することが必要
・パパが知っておくべき11のこと
①つわりを「甘え」と言わないで
原因不明、ホルモンのせい?、コントロールできない
②妊娠中のママは1秒も気が休まらない
体の異常が起きやすい、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病など
③10人に1人が悲しい経験をしている
10〜15%が流産、自分を責めてしまう
④スイカを抱えて生活?
臨月だと赤ちゃん3kg、胎盤500g、羊水で計5kgくらい
⑤赤ちゃんはすぐには産まれない
陣痛が来てから2、3日かかる人もいる
⑥立ち会い出産を乗り切るためには?
どんなことをしてほしいか、してほしくないか話しておく
⑦産後のホルモンはまるでジェットコースター
妊娠前の数百倍も分泌されていたエストロゲンがなくなる
代わりに授乳に向けてプロラクチンやオキシトシンが急増
安定するまで約2週間→変わらないなら産後うつかも
⑧周りがみんな敵に見える
オキシトシンは攻撃性を高める(野生動物のメスの威嚇)
⑨忘れてはいけない産後のタスク
出生届、児童手当、健康保険、医療費助成、お宮参り、内祝
出産前に2人でリストにまとめ、話し合っておく
⑩産後は心身ともにボロボロ
昔から産後から床上げまで1ヶ月は休んでいた
出産時に裂けた会陰の縫合、後陣痛、骨盤グラグラ、子宮の損傷
⑪初心者同士のスタート
男だから妊娠出産はよくわからない、は大間違い(妻も同じ)
・産後の妻が壊れる…?
産後うつだけでなく、年々増加している虐待
発作的に出てしまう(多胎育児家庭は特に多い)
→小児期に性的虐待を受けた女性は視覚野、暴言を受けた成人は聴覚野の容積が減少している
→虐待の連鎖は、一節によると約3割