あらすじ
あなたのスキルの賞味期限は4年!
生成AI時代に求められる「学び続ける人材」に向けた実践ガイド
ChatGPTでリスキリングを成功に導く「LEARN+Aステップ」公開
ChatGPTをはじめとする生成AIの登場が、ビジネスパーソンの働き方、キャリア形成において大きなインパクトを与えています。これに対して日本では「ChatGPTに仕事を奪われる」という前提で話が進むことがほとんどです。しかし、今までもパソコンやインターネット、スマートフォンの登場といったパラダイムシフトは突然やって来ました。実は生成AIもそうした現象の1つにすぎません。ただ確実に言えるのは、変革のサイクルが極めて速くなっているということ。そんな現代を生き抜くためには、私たちは常に学び続けなくてはなりません。つまり「継続的なリスキリング」が求められているのです。
本書ではまず、"賞味期限"が短くなるAI時代おけるスキルの考え方と、その背景を説明します。それを踏まえ、今後求められる「π型人材2.0」の定義と、そうした人材になるために編み出した、効率的なリスキリングのためのプロセス「LEARN+Aステップ」について事例を交えながら詳しく解説します。自分が強みとする専門的なスキルの棚卸しを行い、リスキリングによって相乗効果が期待できる新たなスキルの発掘と成長パターンを分析します。その手法として積極的にChatGPTを活用しているのも特徴です。リスキリングにAIの力を借りることで、自分が思いもよらなかったスキルの発見もあり得るでしょう。これからもビジネスシーンの第一線で活躍し続けるため、キャリアアップに向けたリスキリングの成功をより確実なものとしたい方へお薦めしたい1冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
大学で4年学んだ後、40年働いてもよかった時代は終わり、大学卒業後4年おきに、何かしら新しい学びが必要な社会になった。学び直し、リスキリングについて書かれた本。自分のスキルを棚卸しして、ドメインスキルを言語化する。さらに学び直す分野を決めて、身につけるというお話。その際、AIも活用してスキルの棚卸しや次に学ぶべきスキルを整理していく。
転職を考えたことがある人は、これまでの実績を基準に自分の持っているスキルを言語化して面談に臨むはず。転職はしないまでも、経験してこなかった業務にチャレンジするスパンが4年くらいだと示唆している。確かに、現状に流されて気がついたら10年経っていたという場合もある。コンフォートソーンから抜け出すタイミングは自分の肌感覚より短くなっていることに気がついた。
Posted by ブクログ
2024年1冊目は、リスキリング関係のこの本にした。
昨年末に社内でπ型人材の話が出たこともあり、本書でこの話題を深掘りできたのは、タイミングが良いと感じた(この本は2.0に進んでいるが)。
本書で採り上げられているChatGPT使った分析はなかなか良さそうだったので、試してみたい。