あらすじ
ノリーンは幼い頃に自動車事故で両親を亡くし、伯父夫婦に引き取られ、その娘である従姉とともに育った。やがて従姉は心臓外科医として名高いラモンと結婚。彼を密かに慕っていたノリーンは、祝福の陰で人知れず涙した。あるとき、彼が学会に出席するためパリへ赴くというので、看護師であるノリーンが体調の悪い従姉の世話を引き受けた。ところがノリーンが目を離した隙に、あろうことか、従姉は不慮の死をとげてしまう。自らを責め苛み、真実を告げようとするノリーンにラモンは酷い罵声を浴びせた!
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Posted by ブクログ
★3.5
心臓病の発作で従姉妹を看病しきれずに死なせてしまったと苦悩するヒロインと、その従姉妹の夫の医師ヒーロー。
このヒーローと従姉妹の家族がひっどい。
普通に考えれば心優しいヒロインが理由も無しに病気だった従姉妹を見捨てるわけがないって分かるはずなのに、何も聞かずに責めてばかり。
特にヒーローは自分の分の罪悪感も全てヒロインにぶつけてる。
おかげで後半全てが分かった時のヒーローの猛省っぷりがツボだった。
手のひら返ししたかのように甲斐甲斐しくヒロインの世話をするヒーローに笑えてくる。
猛反省するヒーローが好きなので楽しく読めたけど、ヒロインを手術した後の「彼女だと知っていたら手術しなかった!」は人として医者としてどうなの…。