【感想・ネタバレ】「もう歩けない」からが始まり――自衛隊が教えてくれた「しんどい日常」を生きぬくコツのレビュー

あらすじ

大丈夫! 両脚を動かし続ければ、いつかはゴールにたどり着く!
公式X(旧Twitter)フォロワー24万超の元陸上自衛官・ぱやぱやくんが、苦しい訓練、厳しい規律、過酷な任務の日々を送る自衛隊員が行っている自己管理法、サバイバル術、メンタルコントロール、組織論、思考法を伝授!!

第1章 「もう歩けない」から始まる陸上自衛隊の訓練
・「体力がなくても自衛隊に入隊できますか?」
・「反省」という名の腕立て伏せ
・痛みはただの電気信号にすぎない
・「内臓の強さ」は生き物としての強さ
・酒、ギャンブル、キャバクラ、風俗にのめり込むな
・辛いときは3日間だけを想像して生きてみる 他

第2章 自衛隊に学ぶサバイバル術
・本当にやばいときは痛くない
・疲れてくると人は密集する
・リュックには直接物品を入れない
・自分が歩ける距離を知っておく
・災害時はキャッシュレスより現金
・自宅が被災したら被害状況を撮影しておく 他

第3章 自衛隊に学ぶ「自己防衛・自己保全」
・護身術の極意は「危ないところに行かない」こと
・暴れている人には一人で対処しようとしない
・護身武器として便利な「催涙スプレー」
・ネコで分かる治安の良い地域の見分け方
・デマにだまされないために
・自衛官が仕事を辞めたいと思うとき 他

第4章 自衛隊に学ぶ人間関係と組織論
・話を聞いていないヤツほどいい返事をする
・攻撃的な人ほど実は繊細
・北海道から沖縄まで――陸上自衛隊員図鑑
・ただ命令をするだけでは隊員は動かない
・必要以上に厳しい規律が服務事故を招く
・信頼しても信用するな 他

第5章 自衛隊で学んだものごとの見方・考え方
・人は3日経てば恩を忘れる
・「日本しか知らないものは、日本をも知らない」
・自衛隊と韓国軍は仲が悪い?
・戦争でも「敵への敬意」が必要な理由
・扱う人間のクソ度胸こそが兵器の性能を引き出す
・他国から侵略を受けたとき、あなたはどうする? 他

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Posted by ブクログ

ネタバレ

できない、辛い、と思ったときがスタート地点だと考える。
小さな目標を多く作る。目の前の電柱を目指す。
両足を動かし続ければ、いつかはゴールにたどり着く。

自衛隊の任務がそもそも不条理。
行動制限があると、休日は筋トレとジョギング、マクドナルド、サウナ、漫画、居酒屋などで終わってしまうこともある。
人生が一度しかないなら自衛隊に入る価値はない。
体力検定に合格しないと陸曹にはなれない。
反省という名の腕立て伏せ。30回程度からスタート。
匍匐前進中に頭を上げてしまうと銃弾に当たってしまう。きついけど、死ぬよりはましと思って訓練するとできるようになる。
痛みに強い人と弱い人がいる。気持ちの問題だけではない。痛みはただの電気信号にすぎない、と考えられる人。
内蔵の強さは、生き物としての強さ。生きるためにどんなときでも食べられる人。風邪を引いても食べられるものを食べる。
辛いことも時が解決する。始まったら終わったようなもの。
ほんとうの限界を超えると身体に異変が起こる。我慢強すぎると身体を壊す。

禁欲生活の反動=お酒、ギャンブル、キャバクラ、風俗など。パチンコが数倍面白くなる。
辛いときは3日後を思い浮かべる。将来ではなく3日後。
自衛隊のエースとは、へまばかりやる人。
陸自は、どこでも寝られる訓練をしている。任務に支障がでないように。
疲労はカフェインよりもアミノ酸が効く。
私服の戦闘服は禁止されているが、それ以外は私物が多い。カッパは官品よりゴアテックスの私物。
飯ごうを食器として活用。ポリ袋をかぶせて使うと洗わなくていい。
自衛隊の演習場は虫との戦い。防虫スプレー、ハッカ油、蚊取り線香、虫除けネット、たばこの煙。

帰宅困難者は20キロ以上で多くなる。20キロ以上歩くのはたいへん。オフィスにスニーカーと靴下を用意する。

北海道は陸自の最大勢力。東北は優しいから初任地に向いている。四国は四国魂のようなものがない。九州は自衛官の名産地。戦闘民族。
九州の女性にとって自衛隊は男と対等になれる場でもある。

3日たてば恩を忘れる。
災害救助時、1日目は英雄、2日目は作業員、3日目は不平不満を言われる。
戦車は巨大な鉄のイノシシ。対抗するのは対戦車兵器=無反動砲と誘導弾。ウクライナの誘導弾シャベリンは一発2000万円。無反動砲は直接狙う。くそ度胸が必要。肉薄しないと当たらない。

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2024年01月30日

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