あらすじ
私たち人間は、気分に左右されることがしばしばあります。
雰囲気、と言い換えてもいいでしょう。
雨が続いたり、手足が凍えるような寒い日が続いたり、
うんざりするような暑さが続いたりするだけで、
なんだか気分がよくない、機嫌が悪くなる、という経験は
皆さんもお持ちではないでしょうか。
または、職場や家庭に一人でも機嫌が悪い人がいると、
全体の雰囲気が淀んでしまい、なんだかつまらない、
沈んでしまうということはありませんか?
悲観主義はこのような気分、雰囲気、ムードから生まれやすいものです。
そんな流れを断ち切るのはなんでしょうか。
それは他ならない、あなた自身の「意志の力」です。
流れに身を任せているだけでは、悲観主義から楽観主義へ舵を切ることは出来ません。
自分の可能性を信じて、ものごとの良い面に注目して、
そしてその部分を取り出し、磨き、光らせるのはあなた自身の力なのです。
これから先、何千回何万回と楽観主義か悲観主義かを選ぶ場面が訪れるでしょう。
それも苦しい場面でその選択を迫られることが多々あるでしょう。
その時、思い出してください。そして呪文のように、おまじないのように唱えてみてください。
「楽観主義は意志! 」
そうすれば、もう、あなたは楽観主義の道の第一歩を踏み出すことができます。
(本書は2016/5/26にベストセラーズより刊行された書籍を電子化したものです)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
アドラー心理学の本を読むと、今日からよい方向に人生が動き始める気にさせてくれる。
勇気づけの方法について例をあげながら、解説してくれているところがわかりやすかった。
アドラーの課題の分離や、目的論や共同体感覚などの言葉は用いられてなかったので、アドラーを本格的に学びたい人向けではないかもしれない。
タイトルの7つの知恵については、何が7つかは、私には読み取れなかった。
7つよりたくさんあったように思うけれど、詳しく読むと7つにまとまっているのかな。
岸見一郎さん、小倉広さん、岩井俊憲さん、野田俊作さんが書かれたアドラー本を読んで、それぞれ少しずつ表現や解釈が違っているものの、どのアドラー本も面白くて、まだまだ読んでみたい。
アドラーが面白くて、一般人のアドラー研究家になってしまいそう。
フロイトやユング、その他心理学、哲学、宗教などの本も好んで読むけれど、やっぱりアドラー推し。アドラーと仏教の似ている思想にも興味がある。