あらすじ
裂かれた腹に石を詰められ、特殊詐欺グループの男が殺された。死体のそばに置かれていたのはグリム童話の一ページ。男は『赤ずきん』の狼に見立てて殺されたのだ。
その事件を皮切りに、焼けた鉄の靴を履かされて死ぬまで踊らされた『白雪姫』の母親、作中の妻たちのように吊り下げて殺された『青髭』の男など、童話の悪役を想起させる殺人が次々と起こる。
戦慄のサスペンス・ミステリー!
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Posted by ブクログ
特殊詐欺グループのメンバーが腹を裂かれて石を詰められ殺された。傍には絵本のページとスマホに残されたメッセージ。「赤ずきん」に見立てられた殺人事件に始まり、「白雪姫」に見立て焼けた靴を穿かされた女性、「青髭」に見立て吊り下げられ殺された男性と立て続けに事件が起こる…。女性刑事・黒宮薫と部下の犬走刑事は事件の解決に挑む。
結末が哀しい。わりとよくある美人刑事ものなのだけれど、今ひとつキャラクターの印象が薄いというか。むしろ犯人の方が印象に残ったような。犬走刑事の設定は結末に繋げるためのものなのだろうけど、もうちょっと掘り下げてもいいのに。
Posted by ブクログ
文章は下手だし、話もイマイチ面白くない。
しかし岡谷→名古屋ということで
親しみを感じ、伊那市とか、覚王山とか
地名にいちいち反応して
想像するのは楽しかった。
Posted by ブクログ
赤ずきんの見立て殺人が起こり、グリム童話連続殺人に発展していく話。見立て殺人に特に理由を求めてなかったのでそこに理由があったのかと目から鱗だった。YouTubeも出てきて、犯行予告も気になり、青髭という初めて聞く童話も気になりと先が気になる。
Posted by ブクログ
赤ずきん、白雪姫、青髭の妻とグレーテル。残酷なグリム童話第1版をモチーフとした殺人は犯人が腹を引き裂いてでも欲しいものがあったから。時間差トリックが全てに関係していたがきっと私にもできるほどの簡単な物で、でもきっと思いつけないような物。どんでん返しはなかったけどやっぱり数日にかけて読むのはミステリー向いてないよね。黒宮刑事の過去は中々に壮絶で腫れ物扱いも納得の理由だったし彼女にフューチャーした続編を待ちたい。
Posted by ブクログ
名探偵女刑事と部下の男刑事のバディもの。
童話の見立て連続殺人というストーリーはわかりやすくて楽しめましたが、なんだかあっさりというか、登場人物が活かしきれていない気が。
黒宮の名探偵振りが唐突な印象です。他にも色々伏線のように後から回収されていたり繋がっていることもありましたが、本筋とあまり関係なくそこを省いてもう少し掘り下げても、、、という感じでした。
Posted by ブクログ
女性と男性のバディ、刑事ものミステリー。
女性と男性ものにありがちなどっちかが危機になって……みたいな展開はなかったので、良かった。
しかし、なんと言えば良いのだろうか。可もなく不可もなくと言った印象。現実に近いというのだろうか。ストーリー的に劇的に盛り上がったりするシーンが特にない。逆に言うと盛り下がるシーンもなくて、一気に読めた。
童話になぞられた殺人が4つ収録されているが、1冊で一事件タイプの小説。しかし前述したようにフラットで読めるので、重たいのや自分に合わない小説を読んだ後リセットするのにちょうどいいミステリー。このシリーズの続きがあれば読んでみようとは思う。
Posted by ブクログ
ネタとプロットは悪くないと思うけど、行間の描写が圧倒的に足りなくて読みずらい上に展開が淡泊。なんか作者が表現したいことの1/3くらいしか描写できてないんじゃないかな。
Posted by ブクログ
会話文が多く読みやすいライトノベルみたいな印象。
暴露系YouTuberなど最近の話題もあり、重苦しくなりすぎない。
犯人は白雪姫の時点で分かったのもあり、見立て殺人が何のために行われているのかも分かりやすかった。
登場人物は警察官がメインだけどリアリティは薄く、あまり好意的に見れなかったので残念。
Posted by ブクログ
ミステリーを初めて読みたい人にはちょうどいい長さ、内容ではないのかなぁと思いました。
ドキドキ、ワクワク感はあまりなく、淡々と進む感じでミステリー好きとしては物足りない感じ。
Posted by ブクログ
黒宮さん無双すぎて、早々に犯人分かっちゃったので盛り上がりにかけるっていうか、起承承結って感じだなーってなっちゃった。サラサラっと読めるサスペンスドラマ系