【感想・ネタバレ】孤独とつながりの消費論のレビュー

あらすじ

応援したい/されたい現代人の推し活とレトロ消費。最新調査からは背後の孤独感が見えてきた。ミクロな消費が多様化する日本の今

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルに惹かれて読んだ。推し活や美容は孤独と関係があることが分かった。

古着から地方創生への発展の記述はとても勉強になった。1から新しい物を作るのではなく、古い物を活かすことが大事。

確かに譲られた物を使うと、その人との関係性を感じられ、孤独も薄まる気がする。

若者の都会転出問題にも有効そうに感じる。

0
2025年02月06日

Posted by ブクログ

推しが宗教的であるのは同意できる。昔の氏神様みたいに趣味というか推しというかバラエティで百花繚乱の感もある。理由としての我々の「孤独」がある事は納得できるところ。それでも昨今の「笑い」はちょっと何か怖いモノも感じるけど。
多分だけど今の日本人の感性としては江戸時代の歌舞伎の八代目団十郎の変死時の後追い自殺とか滑稽本の流行とかみるに出来上がっているのかもしれない。あと江戸時代も物のリサイクル流行ってたし。金の無い時代だから原点に戻ってるともとれる。

0
2024年01月03日

Posted by ブクログ

多くの現代人が密かに感じる「孤独」が、私たちの消費行動の背後にどれほど影響しているかを繊細に描き出している。推し活や美容、お笑いの背後に隠れた孤独を追求し、中古品への愛情が人々の「つながり」の渇望と地方再生の希望を照らし出している。この本は、私たちの消費の背後にある真実と、これからの日本の心情を深く感じさせる力作だ。

0
2023年10月13日

Posted by ブクログ

シン家計調査などの資料を用いて分かりやすく、今の消費を論じているのが面白かった。昭和レトロについて論じている箇所はそういう面もあるなと納得。他にもかつては記号のように同じものを持つことが強い価値観だったと思うが、今は多様で、自分が納得できるものを持つ層が増えているとも感じた。本書でも触れられているが、大企業的な消費、価値観を前提とするのではなく、多様なニッチをいろいろなところで攻めていくこともよいのではないかと感じた。今、住む街が似たような店ばかり立ちならび、町から個性が消えたと感じながら。

0
2024年05月12日

「学術・語学」ランキング