あらすじ
【内容紹介】
現在第4次ブーム到来中!コロナ禍でも市場は610億円(2022年)に拡大!
各方面から大注目のガチャガチャ(カプセルトイ)ビジネス初の解説書。
著者が「マツコの知らない世界」に出演!
ガチャガチャ市場が急速に拡大している。元々は子ども向けの安価な玩具だったのが、現在は大人の女性をターゲットにした商品が市場をけん引する。毎月発売される新アイテムは300種類以上、専門店や専門コーナーが急増し、ファミレスや回転寿司チェーンにも導入されるなど、チャネル(販路)としてだけでなく、集客手段としても注目されている。
ガチャガチャ市場が急拡大している背景には、大人を満足させる高品質、コレクター心理を巧みに突いた多彩でユニークな商品展開、何が出るかわかからないエンタメ性など、様々な点が挙げられる。さらに近年は、企業とのコラボや町おこしの手段としても注目されている。ガチャガチャにはこれからのマーケティング戦略を考える上でのヒントが多数含まれていると言える。
本書はガチャガチャビジネスに約30年携わり、「ガチャガチャはメディアだ」との持論を持つ小野尾勝彦氏が、一般には知られていない業界の歴史や最新事情を紹介するとともに、ガチャガチャビジネスが拡大した背景を基に、今後のビジネスやマーケティングのヒントを語る。近年大注目されながら、その全貌があまり知られていないガチャガチャビジネスに関する初の解説書!
【著者紹介】
[著]小野尾 勝彦(おのお・かつひこ)
一般社団法人日本ガチャガチャ協会 代表理事、株式会社築地ファクトリー 代表取締役
日本のガチャガチャ元年である1965年生まれ。1994年ガチャガチャメーカーの株式会社ユージン(現タカラトミーアーツ)に入社し、数多くの商品開発を手がける。2019年に独立し、現在はガチャガチャビジネスのコンサルティングや商品企画などを行う。現在に至るまで約30年間にわたってガチャガチャビジネスに携わり、業界の歴史やビジネス事情に精通した数少ないガチャガチャビジネスの伝道師として、テレビ出演やインタビュー、講演など多方面で活躍中。
【目次抜粋】
第1章 市場規模は610億円へ!コロナ禍でも急成長したガチャガチャビジネス
第2章 誰がつくって、誰が売っている? 知られざるガチャガチャビジネスのしくみ
第3章 フロントランナーに聞く、ガチャガチャビジネスで成功する方法
第4章 「カプセルレス」「キャッシュレス」も登場! 進化を続けるガチャガチャビジネス最新トレンド
巻末対談 「ガチャガチャが日本を救う! ~ガチャガチャに学ぶ今後のビジネスヒント~」 (経済アナリスト・森永卓郎氏)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
audible29冊目。
わたしもガチャガチャは結構好きで、特に、実際にある食品や生活用品、雑貨などのリアルなミニチュアにキュンとします。
ガチャガチャの見せ方含めた保存の仕方も、SNSではよく取り上げられていて、人気の高さに気付かされます。
ガチャガチャの新しい傾向を知れたのが良かったです。
カプセルレスでSDGsに貢献していたり、キャッシュレス対応のガチャガチャが登場したり。
ワクワク感で人々を惹きつけるガチャガチャに、地域(地方)再生の可能性も見出していて、面白いなあと思いました。
小学生の頃、駄菓子屋の前に並んでいたガチャガチャは、ハズレばかり出ていた記憶があります。
昨今は、ハズレなしの精巧で魅力的な商品が多いので、稼げるようになった今なら、現代のようなハズレなしガチャガチャのほうが嬉しいなと感じます。
が、やはり子どもたちにとってはハードルが高くなりますね。
大人の女性をターゲットにしている点が、かつてのガチャガチャとの大きな違いのひとつになります。
観光立国・日本にあっては、外国人観光客の利用拡大もポイントになると言及されていて、なるほどなと思いました。
今後のガチャガチャ業界の動きが興味深いです。
Posted by ブクログ
ガチャガチャの盛り上がり(市場規模610億円)とその理由(ギャンブル性、バラエティの豊かさ)がよくわかったとともに、最近の傾向(大人の女性をターゲット化、SDGs対応)や、業界の事情(メーカー、オペレーター、販売店がメインプレイヤー。メーカー5割、オペレーター3割、販売店2割の取り分)などもよくわかり、ガチャガチャを回したくなった。
Posted by ブクログ
経済学なんて難しい表題ですが、手にしてみてすごく面白かったんです!今、ガチャガチャ市場が熱いんです!!元々は子供がターゲットだった、ガチャガチャ市場ですが、今は大人の女性にシフトしているんです。毎月発売される新アイテムは300種以上、コロナ禍で不況の煽りを受けた空き店舗のスペースの活用にも適していることもあって、市場規模は610億円以上…!!すごくないですか??
私、ガチャガチャ好きなんですよね!「満月珈琲店」のアクリルキーチェーンも何種かゲットしました♪これがまた可愛いんです。それから、戦艦も好きで「武蔵」のフィギアとか色々ゲットしました。私と同じく読書好きな娘には、近代文学の夏目漱石さんの「こころ」の文庫本(いや別の作品だったかも…)をモチーフにいたポーチを…。そして息子には「銀だこ」のキーチェーンをゲットしてあげたりもしたんですよ(*^^)v
筆者は「ガチャガチャのある国は平和です。日本で育まれて今各国に広がっているガチャガチャの文化をもっと世界に広げたいと思います。」と言います。その通りだと私も思います。ガチャガチャを楽しめる生活を、世界どこにいても送れるのが理想ですよね!最後に日本ガチャガチャ協会の「会員三つの誓い」をここに残しておきます。
1,ガチャガチャを心から愛します。
2,ガチャガチャの楽しみをみんなに広げます。
3,ガチャガチャで世界を平和にします。
Posted by ブクログ
仕事でガチャに携わっていて、ちょっと気になったので読んでみた。
ガッチガチのビジネス書ではないので読みやすく、ガチャガチャの歴史・ビジネスの仕組み・メーカーインタビューなど広く書かれており、とても興味深い。
メーカーの話や販売店の工夫の話など面白かった。
Posted by ブクログ
ガチャガチャ業界の簡単な歴史と、何故現在盛り上がっているかの分析。後半は各プレイヤーのインタビュー記事。
コト消費であるという点に度々触れていて得心。レジで個舗装で置いてあっても買わないでしょ?と。確かに。
Posted by ブクログ
『キン消し』
『コップのフチ子さん』
『土下座ストラップシリーズ「生きる」』
『コレジャナイロボ』
『バス降車ボタン』
ガチャガチャの商品って、購入しなくても、町中で案外目にしているもので、思ってるより「なつかしい〜」「知ってる〜」の連続でした。
アメリカで生まれ、日本で独自に進化を遂げたガチャガチャの歴史や商品開発の楽しさと苦労。ターゲットの変化。地域貢献やSDGsの取り組みなど楽しく知ることができました。
ガチャガチャといえば、子どもがぐずってどうしょうもない時、アンパンマンのマグネットのガチャガチャさせたなぁ~とか、
少し前に『白キューブ 白って200色あんねん』というガチャガチャを見つけて「こんなものまでガチャガチャに、、、」とニヤニヤしたことなど思い出しました。
Posted by ブクログ
低価格で楽しめて、人件費もあまり取らず、空きテナントうめに最適なガチャガチャ。
何が出るかわからない、レバーを回すの2点がガチャガチャとして変わる事のない部分と締めていたけれど、レバーも自動になれば消費者としては嬉しいなと思った。
衛生的だし、詰まる事も減るだろうと思うからだ。
Posted by ブクログ
ガチャガチャの歴史、現在の状況、ヒットの理由が分かる。「クオリティの高さ」「何が出るかわからないドキドキ感」「品ぞろえが豊富」「低価格で買いやすい」「機械を回す楽しさ」
Posted by ブクログ
ガチャガチャを頻繁にやるわけではないが、気になるものがあると立ち止まって見てしまうくらいには好きだし、自分が子どもの頃から値段や中身の質が変わったと思っていたので読んでみた。
ガチャガチャの市場規模がこんなに成長してるとは思わなかったし、発祥地がアメリカなの知らなかった〜
図や写真多めで後半は対談になってるし、かなり読みやすいから中高生くらいでも楽しみながら読めそうな気がする。
大人の私には若干の物足りなさもあった。
Posted by ブクログ
書籍サイトでの紹介から興味持ち、購入。
個性的なもの増えたな、という印象を受けるガチャガチャが、こんなに成長してるのに、ビックリ。3ヶ月前受注とかシステム的な話も興味深かったが、間に挟まるインタビューもメーカー、デザイナーと複数の立場から話していて面白い。
全体的に、読んでいて楽しい本だった。
Posted by ブクログ
おもしろかった。経済学と、ちょっと小難しげなタイトルではあるが、とても簡単で、なおかつちゃんと経済学でもあり、読み物でもある。ガチャの歴史からはじまって、各メーカーやムーヴメント、地域での取組など。タカラトミーやバンダイだけでなく、ほぼ全てのガチャ会社の簡単な紹介に、スポットライト的にキタンクラブやクオリア、ザリガニ、妄想工作所などの対談
Posted by ブクログ
ガチャガチャの世界おもしろい。市場規模が意外とあり驚いた。紙カプセルの話があったが、別の人からはプラカプセルよりもコストがかかるため浸透しにくいとのこと。
Posted by ブクログ
ガチャガチャのメーカー40社
毎月3~400シリーズ発売 生産年間2億2000万個
2022年 610億円以上 10年で2倍以上に 設置場所7万か所 コンビニ以上
フチ子さん 累計2000万個 SNS 女性へ
1965年2月17日 ガチャの日=ペニイ商会創立日 10円 1880年代アメリカが起源
企業コラボもの
佐川急便 佐川男子、日本郵便 ポスト、日本信号 灯器、NTT 公衆電話
メーカー :バンダイ、タカラトミーアーツ で7割
オペレーター:(代理店)バンダイ=ハピネット、タカラトミーアーツ=ペニイ
販売店 :専門店 ガチャガチャの森(自動おみくじ機)、書店とのコラボ
カプセルレス 紙カプセル
キャッシュレス スマホ対応:外国は高額コインがない
ご当地ガチャ