あらすじ
【これは、彼らの罪と罰。】
闇を抱えた神父×人生に絶望した男
好き…あなたの心を楽にしたい…何があっても君の味方だ。
「私はあなたに左の頬を差し出しましょう。」
ーー15年前、冤罪で逮捕された秋鷹(あきたか)。
自分に罪を着せた真犯人が心を許していた木場(きば)だったと、秋鷹は絶望する。
しかし、嘆き怒り追い詰められた秋鷹は木場と出会った意味を、自分がここに遣わされた意図を朝日の中で見出すのだった。
木場を赦し、受け入れることを決めた秋鷹。
彼の瞳に見えたのは、この悲しい人間を救わなければならないという使命。
それとも或いは共に堕ちる地獄かもしれない。
この感情は慈悲なのか、愛なのか、2人の新しい生活が始まるーー。
狂おしくて切ない愛の物語。
表題作他、セックスにトラウマを抱えた売れっ子役者を描く短編『仮面のなかみ』も収録。
感情タグBEST3
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攻めた感じ?
タイトルと中身の対比、暗喩も含め攻めてるか攻めてないかで言うと攻めてる感じの作品で間違ってないのですが、テンションが上がるかと言うとややビミョーなライン。暗いトーンでもぞくぞくするとか何でも反応のしがいのある武骨な感じならいいのですが「んんん~~?」と首を傾げる展開に消化不良さを感じます。今までBLで数々の犯罪者どもを見てきましたが(笑)この作品の犯罪者(予備軍含)どもは賛否両論な感じでなけなしのコンプラ心で心配になります。
描き方がアーティでないと本当ただのキモいおっさん又はただの犯罪者なのでやっぱりこの題材は取り扱いがSSSランクで難しいなと思います。
Posted by ブクログ
木場は服役したけど、木場の父や母はどうなったのかな〜。
あと「警察庁」って警官の背中に書いてあるの、細かいけど、気になる…。編集は指摘しないの!?