【感想・ネタバレ】誇り高き週末のレビュー

あらすじ

べらぼうな財産を代々相続する柳原家の当主、柳原一馬は今年で70歳。妻を亡くして40年、独身で子供もない彼が、突然再婚を宣言する。相手はなんと28歳! さまざまな思惑を抱いた一族がこの週末に、大富豪の花嫁披露パーティに山荘に集まることになった。そこに28歳で死んだ、柳原の妻、早苗が幽霊となって現れた…。愛と殺意の週末を描く表題作。盗聴趣味の中小企業社長に起きる週末の悲喜劇、他1編。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

赤川次郎にこれほど,素敵なおとぎ話があろうとは思ってもみませんでした。

よく考えてみれば,やさしい性格の赤川次郎が,
誇り高き週末
雨の週末
疑惑の週末
という3本立てのおとぎばなしを書いても可笑しくはない。

雨の週末は殺人事件が起きるが,主人公はがんばる。
疑惑の週末も殺人事件が起き、主人公が恐れている。
誇り高き週末は,幽霊も誘惑者も誇り高いところがすごい。

若竹七海が解説を書いている。
解説を読んで、赤川次郎のすごさを再認識した。

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2011年08月11日

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