あらすじ
深夜の電車に乗った男が遇った昔の恋人、同僚、かつて一期一会の出会いをした親子。一夜のうちに過去と未来が交錯して、その翌朝は……。不思議な時間軸で描かれた表題作ほか、孤独と愛と死、そして希望が見え隠れする、全9篇を収録。さまざまな人生の断片をたくみに映し出す、優しさとほのかな怖さを秘めた傑作短篇集。
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Posted by ブクログ
九つの短編が,いろいろな方向を向いていて楽しい。
悲しい物語あり,恐いものがたりあり,ちょっと楽しくなる物語あり。
通勤のいらいらが解消できるかも。
赤川次郎の小説の狙いが,通勤の苦痛の緩和にあることが分かりました。
Posted by ブクログ
赤川次郎先生の書く「不思議なお話」は種も仕掛けもないというか、理屈がないからびっくりする。えー!急に!?みたいな。そういうお話の短編集。
その中でも不思議なお弁当屋さんの話が好き。OLが社長を愛してたので現れたというお弁当屋さん。え、愛してたの?!ってびっくりした。OLさんが社長のためにお弁当探しに奔走してたのは怒られたくなかったからじゃないの?愛があったの?!って。でもそうなんでしょうね。愛に理屈はないし……なんかそれをすごく突きつけられた感じ。愛に理屈はない。