あらすじ
小さな村で孤独に生活する青年・テツには誰にも言えない秘密があった。きっかけは狐狸や鬼、大蛇などと交わる女が描かれた一枚の絵。その絵を見た日からバケモノとまぐわうことを望み、自慰に耽るようになってしまったのだ。ある日、村長から洞窟の奥にある牢の看守を命じられたテツ。そこにいたのは、この世のものとは思えない美しき人魚だった──見た目とは裏腹に自由奔放な彼は“暇つぶしに付き合ってくれれば望みをなんでも叶えてやる”と誘惑してくるようになり、テツの心は好奇心と欲にゆらぎはじめる。
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匿名
ぜひ続編求む!!!
すっごく引き込まれました。
人魚であろうことは読み手は最初から分かっていましたが、テツにとってはわけ分からなく美しい人の世話を言いつけられて、馬鹿なふりして過ごして。
しかも、唯一の身内の母(亡くなってる)の真相とか、昔の村の男尊女卑の空気感で、ぬるっとした気持ち悪さとか、どうしようもなさとかすごく良く伝わってきました。
最後はほんと幸せな描写があって良かった!