あらすじ
【電子版巻末には細居美恵子先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】
大学生の凛弥は、ある日吉祥寺のハモニカ横丁で「ベーカリー・ソルシエール」というパン屋を見つける。
ほんのり甘苦いミルクティーブリオッシュや、カリカリのカレーパンの魅力的な香りに誘われ思わず中に入ると、
透明感のある綺麗な店主・加賀見が接客をしていた。加賀見はお客さんの悩みを何でも解決してしまう、
巷で噂の「パン屋の魔女」だった。
そんな魔女との出会いから、二人の周りで起こる日常の謎を一緒に追うことになる――。
「ベーカリー・ソルシエール」で巻き起こる、吉祥寺の謎とあたたかい人との繋がりの物語。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
大学生の主人公である凛弥くんに感情移入してのめり込むように楽しませてもらいました(*^^*) 恋愛ものを読んでほっこりしたい方におすすめです。
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パンが食べたくなる作品。登場人物がみんな素直で(最終話のストーカーを除いて)、気持ちがいい。主人公の真っすぐな恋心が、魔女に届けばいいなぁと思いつつ、次回に期待!
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思い入れのある吉祥寺の話。
知っている地域が舞台の本は、自然と手に取ってしまう。
加賀美さんの謎解きも素敵だけど、やっぱり剛さんが好き。
探偵という存在には、どうしても惹かれてしまう。
続編も購入済みなので楽しみ。
Posted by ブクログ
パン屋の女店主が謎をときつつ、彼女に恋する大学生が謎に巻き込まれていく話。この手の者は主人公は助手みたいな立ち位置だけど、この作品は主人公も中々勘が鋭い。読んでるとパンの香りがしてくる気がする。パンと謎がみたい人に。
Posted by ブクログ
グルメ+謎解きの組合せは初めてかも。パンに関する豆知識も面白い(*´ω`*)
個人的にはサブキャラの和華が小柄、ボブカット、主人公への好感度MAX、語尾が『っす』とツボに刺さりまくりでした。
幸せになって欲しい(*´ω`*)
Posted by ブクログ
美味しそうなパンが続出で、読んでいて大変お腹が空いた作品。
加賀見さんは日常ミステリでの安楽椅子探偵といったところか。
パン屋に来るお客さんの様子を見たり話を聞いたりで、現場に出ずとも解決してしまう。
そして、彼女に惚れて彼女のパン屋に通い詰めているうちに、段々と推理力と探偵力が磨かれていく凛弥なのである。
最初はすれ違った恋人を和解させたり、捨て猫失踪事件など、身の回りに起きたちょっとしたトラブルの話だったのが、終盤は命の危険も伴うストーカーの物語へ。
最後に明かされたトリックには、後から思えば古典的ではあるけれども効果絶大でびっくりさせられた。
そこに独自の視点で辿り着いた凛弥も凄いんだけども。
愛の力ですな。
頼りになるんだかならないんだかな探偵の叔父さんに、男口調の後輩ちゃん(報われない恋をしているのが可愛くも切ない)などサブキャラも魅力的。
ストーカーは退治できたけども、凛弥の恋は決着つかないままだし、日常の謎はこれからも多数出てくるはず。
これからも話が作れそうなので、シリーズ化を期待したいです。
Posted by ブクログ
シリーズ第1巻。タイトル通りの若い女性パン職人と地元の 男子大学生が謎解きをしていく物語。
彼が謎解きの腕を上げつつ、男性としても成長していくのが楽しみ。ベルガモットの香り高いミルクティーブリオッシュ食べたい。
Posted by ブクログ
【収録作品】
1 魔女のいるパン屋
2 君といつかポンデケージョを
3 子猫の柄はクラミック
4 愛のカレーパン
5 ベルガモットの花嫁
出てくるパンがどれもおいしそうで、食べたくなる。
一つ一つは日常の謎。
全体を貫くストーカー事件は、ほんとに腹立たしいものだが、語り手の大学生・凜弥の真っ直ぐさが好もしく、なんともかわいらしい物語だと思ってしまった。
Posted by ブクログ
吉祥寺に住む柔道部の男子大学生が、ハモニカ横丁にあるパン屋の美人店主に一目惚れ。店主は客の悩みを解決する「パン屋の魔女」として噂の存在だった。美味しいパンと謎めいた店主を目当てに彼は今日も足を運ぶ…。
パン美味しそう。人気の街吉祥寺を舞台に、謎解きの内容は正直微妙?と思うものもあったけど、最後の話はきれいにまとまっていい感じ。
Posted by ブクログ
大学生の凛弥は童顔細身の柔道部所属。大学の近くのパン屋さんにいる"魔女"こと加賀見さんに恋をしている。
パン屋に通い詰めるうちに、彼女が客が持ち込んでくる謎解きを趣味としていることを知る。
平凡な大学生である凛弥が遭遇するのは、カレーパンの味が変わったかも?とか、捨て猫をどうするか、なんて他愛のない平和な謎。美味しそうなパンの描写と、主人公たちの会話のテンポに導かれて、サクサクと読み進めていき、たどり着いた最終章。
いきなり犯罪臭がぷんぷんする時間に巻き込まれて「おっ」とさらに引き込まれ、そこから一気読みでした!
平和な日常の謎解きも安心して読めるけれど、小説ならではのスパイスがあって面白かった!