あらすじ
〝釣れてよし、釣れなくてよし、人生竿一竿〟
ご存じ、桂歌丸師匠がユーモアたっぷりに綴った釣りエッセイの名作『イワナの休日~ちょっとうるさい釣り行脚』(1986年・リヨン社=二見書房)をヤマケイ文庫にて復刊!
まるで歌丸師匠の落語を楽しむようにスラスラ、クスクスと読める文章が満載です。
■内容
第一章 渓流釣行記 ~奥利根に、めざすイワナをもとめて~
渓流釣りの魅力/私の釣り場さがし/秘蔵の川/穴場さがし/奥利根の大イワナ/私の釣り仲間/湖のイワナと沢のイワナ/
逃がした魚は大きい/熊さんとご対面/ヘビの知らせ/ガマに吠えられて崖を落っこちた話/釣り師変じて砂金堀り/タクシー来ねえかな/
渓流師心得/釣り師の言い分/ビギナーズ・ラック
第二章 道具・餌談義 ~道具と餌は釣り師のいのち~
道具じまん/なじみの店/キジ騒動/歌丸餌談義/続・歌丸餌談義/仕掛け談義/釣り師のカガミ/仇討ち/大阪の釣り/
練り餌で釣ったギリシャの魚/あらまあ、大きなオットセイ/噺百遍
第三章 海・川・湖遍歴 ~おかしな、おかしな釣り行脚
少年時代/メダカ釣り/短気者/相模湖の釣り/ワカサギ釣りに開眼/氷に乗って漂流した話/タナゴ釣りのこと/バクチ/ゲテモノ釣り/
けものたち/ちょっと一言/にわか釣り師
あとがきにかえて
解説=若林 輝(『RIVER-WALK』編集長)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ歌丸さんの語りでいきいきと脳内再生されるからびっくりよ
亡くなった人を生き生きと感じるなんて、著書で感じられるなんて幸せだな
落語家さんの著書だから起こりうるミラクルじゃないか
これはめちゃくちゃいい本
解説より、「なにより落語家・桂歌丸を愛した方々の頭の中には、師匠の心地好い声と品格ある所作が、ありありと蘇るのではないか」
Posted by ブクログ
釣れてよし、釣れなくてよし、人生竿一竿
笑点メンバーだった落語家の故・桂歌丸。釣キチとして知られた氏の釣り談義。さすが落語家だけに軽妙な語り口。
ヤマケイ文庫は独自の視点で過去の良著を再販してくれるのが嬉しい。