あらすじ
人生では、未経験の環境に突然放り込まれてしまうことがある。
転校だったり、転勤だったり、出産だったり、肉親との別れなどもそうかもしれない。
人生はそんな未知との遭遇の連続だ。
プロのサッカー選手も監督やコーチも、そしてクラブ経営の経験さえもない私が、Jリーグのチェアマンに就任してしまったときのように。
未知の世界への不安を、エネルギーに変えることができたらどんなに素晴らしいことだろう。そんなときは、どのような心構えが必要なのだろうか。何かヒントはあるのだろうか。
私自身は、未経験の不安や修羅場のみならず、数多くの困難に出会う中で、何とか前向きに組織変革を進め、人生を最大限燃焼して精一杯生きようともがき苦しんできた。その中で、私の奥底に沈殿し続けていたのが「天日干し」という概念だった。
「魚と組織は天日にさらすと日持ちが良くなる」
常日頃から社内で口にしていたが私の口癖がこの言葉だ。……Jリーグで働く誰もが知る言葉だ。「天日干し経営」が組織を強くし、透明性を増していくことを伝えるキーワードだ。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
誰にでもできそうで、実は誰にもできないことを、愚直に、というか素直にやってきて、今この地位にいふんだろうなと再実感。
この人にJリーグの舵を取ってもらえて良かった。
俺もこんな生き方をしたい。
Posted by ブクログ
天日干し経営
全てをオープンにし、自分や社会に正直に生きる。
透明性のあるマネジメントが大切であることが学べる
自分も村井さんのような生き方がしたいと思えた一冊だった
Posted by ブクログ
元リクルートエージェント社長がjリーグチェアマン時の活動
天日干し という表現が適切かは何とも言えないがオープンにすることはとても重要と感じる。
ダゾーンの契約 データ分析 jリーグIDで一括管理
コロナ禍の素早い感染時の対応 基準の進め方がうまくいっていた。
サッカーはミスが前提のスポーツなので職員にもミスを恐れずチャレンジを促す考えに共感する
Posted by ブクログ
様々な共感できる話はあったが、中村憲剛さんのキャリアに関する話が最も興味深かった。クランボルツの計画的偶発性理論の話を交えて説明されており、自分自身に当てはまる点もあり、共感できた。好奇心と冒険心を持って関わり続けた結果、機会が転がってくる。
Posted by ブクログ
バドミントン協会ではなく、どこかの政党で辣腕を振るってもらった方が良いのではないか。
宇都宮さんの本が直ぐに出ているので、そちらとまとめて論じるべきかとは思う。
ただ、愚痴を言ってる場合ではなく、停滞を誰かのせいにしている場合でも無いと。
Posted by ブクログ
人の緊張感が大きくなることを成長と言い、緊張がなくなったときに成長が止まったと理解すべき。
傾聴力と主張力。
全てをさらけ出す天日干し経営が健全な体質を作るし、有事の際の適切な対応につながる。
隠していいことなんてない。
自分をさらけ出して、生きていこう。