【感想・ネタバレ】宏池会政権の軌跡のレビュー

あらすじ

現存する自民党最古の派閥、宏池会が生んだ5つの政権のドラマを通じて、戦後政治の軌跡を描く骨太の読み物。

・池田勇人、大平正芳、鈴木善幸、宮沢喜一、そして岸田文雄。宏池会政権はすべて時代の激動期に直面し、政治のギアチェンジを担ってきた。長く政治取材を続けたジャーナリストが、自らの記事も織り込みながら、宏池会政権の軌跡をたどり、戦後日本の政治の歩みを振り返る。

・政治から経済、行財政改革、自衛隊海外派遣、政治改革、安保3文書の改定、原発再稼働、新しい資本主義など、時代の節目で、なぜ宏池会政権は改革を行ったのか、現実主義=リアリズムという視点から解説する。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

池田勇人から始まり岸田文雄まで続く自民党の老舗派閥宏池会について、宏池会出身の5人の首相のエピソードを通してまとめた本。派閥構想にあまり関らず公家集団と呼ばれていたこともあるようだが、著者の言うようにただの穏健派・ハト派ではなく、PKO法の成立や防衛転換、原発再稼働、更には岸田首相自身が宏池会の解散に踏み切るなど、時代の節目節目で静かに変革を成し遂げる派閥であると感じた。

0
2025年04月17日

「社会・政治」ランキング