あらすじ
「余命宣告」を受けた大人気声優が語るあの日のこと
『涼宮ハルヒの憂鬱』の朝比奈みくる役で大人気だった後藤は、人気絶頂の中、突然無期限の活動休止を発表。彼女に何が起きたのか。
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Posted by ブクログ
いつも陽気で明るく楽しくて、お嬢様育ちがグレたようなイメージもあって、夢もかなえているステキな人のように見えていた後藤邑子さんの別の姿。
一区切りごとにかならずまじる悪態と全編に渡るユーモアでサクサク読んでしまいます。
きれいごとなんて言わないから、とても呑み込みやすい。
やまない雨に打たれて生きる。
必要なのは、絶望を生きる知恵であって、うつくしくきれいな世界で夢を持って生きる教えではないですよね。
そんな希望に満ちた人なら助けなんかなくてもぜんぜん楽に生きていける。
この本は自分の生と死に影響をあたえ続けるでしょう。
Posted by ブクログ
そりゃあ本にもなるわ、と頷きたくなる出来事の数々。著者の、やりたいことはやる!という精神の強さも凄いし、学校をサボっても口出ししない・父の筆跡を真似て勝手に大学に退学届けを出して代アニに通うことを事後報告しても叱責や引き止めがありながらも最終的には承諾してくれる、そしてどんな寮に住むのかと見に来る両親。
幼少期はテレビの視聴制限や漫画ゲーム禁止などの厳格さはあったが、高校生になることはできない(死ぬ可能性が高い)とまで医者に言われた過去もあってかもしれない。生きてるだけで万々歳。
学校に呼ばれたから行ってくる!という父→いってらっしゃい!と学校をサボりながら送り出す娘という構図が面白かった。
改めてゴトゥーザ様と呼びたくなる。
Posted by ブクログ
自分の想像よりも壮絶な闘病生活で驚いた。それと同時に、そんな中でもか自分の中のゴトゥーザ様らしい、チャーミングさとポンコツさがあって安心した(多分こっちが安心させられてる)
中学生のときに突然「高校生になるのは諦めてほしい」と医者から宣言されるというスーパーハードモードから始まり、ゴトゥーザ様のように、たくさんの人を笑わせ、感動させるような生き方ができるとは思わない
それでも、どんな時でも肩の力を抜いて、前向きに、前のめりに生きることは自分にもできるんじゃないかと思った